年金は何歳から支払っていつからどれくらい支給される?

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私達の老後の主な収入源となるのが、公的年金ですが年金は何歳から何歳まで支払い、いつから支給されるものなのかおさらいしておきましょう。

【国民年金】
公的年金の基礎部分となる国民年金は全ての国民が20歳の誕生月から満60歳になるまでの約40年間保険料を支払うことになります。
ただし学生や、収入の少ない人の場合保険料の免除期間という制度が設けられていますので、各自治体に相談してみましょう。
40年間(480か月)を支払った場合、満額の年金を受け取ることができ、未払い期間などがある場合は、その期間の月数分を差し引かれた金額を受け取ることになります。
もし、免除期間や猶予期間等があった人は10年以内に未払い分を支払うことで、国民年金を満額に近づける事ができます。
また今までは25年以上支払わなければ、受給資格がなかったが、2017年10月からは10年以上の支払い期間があれば、支払った分の年金を支給されることになりました。

【厚生年金】
サラリーマンなどが加入する、年金の2階部分厚生年金についてもみてみましょう。厚生年金は、国民年金とは異なり一定の年齢になって支払うものではなく、従業員を雇用する企業に勤め労働契約に定められた所定の労働時間や、労働日数を満たす70歳未満の従業員が被保険者になります。
厚生年金は、年齢に下限や上限がないため未成年でも条件を満たせば被保険者になれますし、70歳未満でも条件を満たす場合は被保険者になることができます。
ただし厚生年金の支給については、国民年金と合計して25年以上の加入期間があることが条件となっています。

【支給開始は何歳から?】
国民年金も、厚生年金も原則的には65歳からの支給になります。もし、60歳から受け取りたい場合は、受給額の30%減となり、70歳から受給する場合は予定額の30%増で受け取ることができます。
厚生年金は、退職までの給与所得の総額と、加入月数によって受け取る金額は異なります。
ちなみに厚生労働省が発表した平成26年度の厚生年金保険の平均は14万5千円となっています。
年金は、時期がきたら自動的に支給されるものではなく個人が請求の手続きをしなければなりません。
年金の受給開始時期が近付いたら、早めに手続きを開始することが大切です。また年金の受給額や受給開始年齢については、定期的に送付される「ねんきん定期便」や、インターネットのねんきんネットで確認することができますので、自身の年金額等について確認しておくとよいでしょう。

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