老後が心配な若者が急増!私達が将来貰える年金はどれくらい?

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近年、新聞やニュースなどで「将来年金がなくなる?」「貰えてもそれだけで生活はできない」「今よりも随分と少なくなる」などの不安な声を多く聞きます。このような報道を受けて、多くの若者は自分達の老後に対して漠然とした不安を抱いています。
将来貰える年金額を把握しておくことで、漠然とした不安が解消されますし、老後の生活設計も立てやすくなるのではないでしょうか?

【国民年金の場合】
年金は、全ての国民が加入する義務のある年金の基礎部分となる国民年金と、サラリーマンが加入する厚生年金、公務員等が加入する共済年金などがあります。
まずは、年金の1階部分となる国民年金の場合をみてみましょう。
厚生労働省によると、2016年4月から支給される年金は満額貰えるケースで月額6万5千円程度となっており、年額は78万100円となっています。
自営業者や、フリーランスなどの場合は国民年金のみになりますので、自身で個人年金保険に加入したり、国債、投資信託、などを活用して将来貰える年金額を増やす事を考える必要があります。
年金は納め忘れや未納があれば減額をされたり、受け取れないこともありますので自身の納付状況を確認して将来に備えきちんと納めておくようにしましょう。

【厚生年金・共済年金の場合】
次に会社員や公務員の場合をみてみましょう。サラリーマンや公務員の場合、現役時代の収入や保険料を支払った期間などによって受け取る年金額は異なります。また、実際に受け取る際には、先の国民年金に上乗せされる形で年金を受け取ることになります。
厚生労働省の調べによると、2014年の平均受給額は14万8千円となっています。
計算方法としては、給与平均×一定乗率×加入年齢となります。また2003年4月以降は新たにボーナスを含めた総報酬制が導入されるようになり、その計算は更に複雑になったため、年金額を自身で計算するのは難しいでしょう。
では、どうすればよいのでしょうか?

【ねんきんネットを活用】
自分の年金額を調べる方法として、日本年金機構のねんきんネットというものがあります。こちらに登録をしておけば、パソコン上で自分の年金額を調べることができます。
また、定期的に送られてくる年金定期便などにも将来貰える年金額が記載されていますので参考にしましょう。
自身の年金がある程度把握できて、とてもこれだけでは生活できないと感じた方も多いのではないでしょうか?
資格を取って今よりも収入をアップさせる、住宅ローンを60歳までに返済する、定年後も働く、退職金を運用するなど老後の資金形成の方法として出来る事はたくさんあります。
大切なのは、それにいかに早く気づき行動を起こせるかなのです。

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