年金制度はすでに崩壊している?!私たちの年金が無くなる

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最近、ネットや新聞などで「年金制度の崩壊」という言葉をよく耳にするようになりました。実際に日本の年金制度は非常に厳しい局面に立たされています。本当に将来私たちがもらえる年金は無くなるのでしょうか?詳しくみていきましょう。

【年金制度】
まずは、年金の仕組みを理解する必要があります。年金は現役世代が支払った保険料が、今まで長年働いてきた高齢者が定年を迎えたときに生活できる様にという相互扶助の制度から成り立っています。
この年金制度を成立させるためには、高齢者が現役世代よりも少ない世の中でないと成り立ちません。
しかし、近年日本は少子高齢化が加速し、若年層が減り高齢者が急速に増加しているため、この制度自体の存続が危ぶまれているのです。年金制度は、平均寿命が今よりも遥かに短い時代に作られたものですので無理もありません。
加えて、近年は医療技術の進歩などから平均寿命は長くなっており、高齢者一人に対する年金総額が昔に比べ多くなっています。このままでは日本の年金制度はあと10年ももたないと言われています。

【今後年金は無くなる?】
このような、無理のある年金制度ですからいつ崩壊してもおかしくはありません。現在は、30年前に比べ、現役世代が支える高齢者は2倍になっており今後はさらに負担が増えることが予想されます。既に年金の財源不足に陥っている国は様々な対策を講じています。
例えば、年金受給資格の段階的な引き上げや、現役世代が払う年金負担額の引き上げ、支給額の減額などがあります。
支払う保険料は増え、受給年齢は引き上げられることを考えると、真面目に保険料を支払う人が今後さらに減っていき財源不足に陥るのではないかという声もあります。
全く年金が無くなるという事は無いにしても、現在年金を受けとっている高齢者よりも少なくなることは確かでしょう。
また今後の物価上昇も視野に入れると、現在の年金受給額では私達の老後は到底生活できません。

【年金が減るリスクに備えて】
このような年金が減るリスクに対して私達ができることは、早くから資産運用を始めることです。
例えば、個人年金保険に加入して将来貰える年金額を増やす、不動産投資を行う、株で運用をするなど様々な方法があります。
資産運用は、期間が長ければ長いほど有利になりますので、将来への不安がある方は是非早くから始めるようにしましょう。

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