満額でいくら貰える?国民年金と厚生年金の受給額の合計とは

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将来への先行きが見えない、年金受給額が減る、受給開始年齢の引き上げなど私達の老後の生活には様々な不安要素があります。
このような先行きが不安な時こそ、国民年金や厚生年金の受給額の満額や平均額について知っておくと老後の生活設計もしやすくなります。

【国民年金の満額】
全ての国民は20歳になると国民年金に加入することが義務付けられており、国民年金は年金の基礎部分と言われています。
保険料は皆決まった定額を納めることになり、支給額も決まっているため全期間保険料を納めた場合には満額の年金を受け取ることが出来ます。
ちなみに受給額は毎年変わりますが、平成28年の場合年額約78万、月額は約65,000円となっています。満額を受け取れる条件は、20歳から60歳までの40年間保険料を支払った方となります。
自営業者や、フリーランスの場合は国民年金のみとなりますので満額貰えても月額65,000円となり、これでは到底老後の生活を送ることはできませんので、何らかの備えが必要になるでしょう。

【厚生年金の満額】
厚生年金は、サラリーマンなどが加入する年金で、年金の2階部分と言われています。厚生年金加入者は、老後に国民年金と合わせた金額を受け取ることが出来ます。
保険料は、一定額の国民年金とは異なり会社に勤めてからの年数や、給料によって決められる為人それぞれ納める保険料が違います。
当然支払ってきた保険料によって、将来貰える年金も異なりますので満額という計算をするのは難しくなります。
厚生年金の基準額は、自身の標準報酬金額と、加入月数を調べ計算します。標準報酬(標準報酬月額+年間標準賞与を12で割ったもの)
しかし、標準報酬については平成15年3月までは平均給与をもとに計算しますが、それ以降は賞与も含めて計算する必要があり少々複雑になります。
自身で計算をするのが難しい場合は、加入月数と、給与の平均や賞与を含めた総額がわかればネットなどでもシミュレーションをすることができます。

【平均的な合計額】
厚生年金について、満額を調べる事は難しい為国民年金と合わせた平均額をみてみましょう。
厚生年金の受給平均額は男性の場合18万円で女性の場合は途中結婚や出産などで退職をするケースもあるため男性よりも少なく9万円~10万円が平均額となっています。
男性の場合国民年金と合計すると約24万円前後、女性の場合15万円前後という事がわかります。
厚生年金は、加入期間が長く保険料を多く納めたほど支給額も多くなります。自営業者などの場合は、このような制度がありませんので確定拠出年金や個人保険などを活用し将来に備えておくことが大切です。

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