国民年金・厚生年金の納付額について

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【はじめに】
国民年金や厚生年金などはそれぞれ納付する保険料などに違いがあり、その仕組みについて知っているのと知らないのとでは大きく差が出てしまいます。

今回、年金の納付額の比較を中心に書き進めてみたいと思います。

【国民年金・厚生年金とは】

国民年金は日本に住む20~60歳の方が加入する公的年金制度のことで自営業者や学生、無職の人たちが支払うことになっています。

一方の厚生年金は、月々の給料の18.3%程が支払う保険料となります。

【国民年金保険料と厚生年金保険料の違い】

国民年金の保険料は、平成16年度の改革により平成17年度から平成29年度まで毎年280円ずつ引き上げられる仕組みが取られました。

ちなみに、平成30年度の任意加入被保険者の保険料と国民年金第一号被保険者の保険料は一カ月当たり16340円となっています。

それから厚生年金の保険料についてですが、こちらは収入が多い人ほど保険料の負担が大きくなっています。しかし国民年金と違うのは、厚生年金加入者と雇用主である会社が折半する仕組みとなっているので加入者の負担は実際の保険料の半額で済む点です。

【厚生年金の保険料はどのようにして計算するのか】

国民年金の保険料が一律であることは先程お伝えしました。
では、厚生年金の保険料の計算方法はどのようにして計算されているのでしょう。

まず厚生年金保険料の計算のベースとなる「標準報酬月額」について知る必要があります。

「標準報酬月額」とは国が策定した月給を31等級に区分して作成された「標準報酬月額表」に当てはめて決定されたものになります。

月給88000円以下の1等級から月給62万円以上の31等級まであり、標準報酬月額には基本給以外の通勤手当や残業手当などの諸手当も含まれることになっています。

【厚生年金基金について】

厚生年金は国が運営している公的年金になりますが、厚生年金基金は加入者の所属する会社が運営する「企業年金」になり、全くの別物と考えてよいでしょう。

厚生年金基金の場合、保険料でなく掛け金を納めることになります。厚生年金の報酬比例部分を掛け金として納めることになるため、基本的に加入員の負担額は厚生年金のみの場合と変わりません。

【まとめ】

いかがでしたか?
年金の仕組みは国の運営によるものから企業ごとのものまで様々です。また今回は割愛しましたが、年金の受給額の計算方法も独自のものがあります。
年金についての知識を深め生活をより豊かにできるよう役立てていただきたいと思います。

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