年金の疑問にお答えします!年金Q&A

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はじめに

年金については日々のニュースをはじめ、さまざまな話題が出回っていますが、結構素朴な疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は「自分の入っている年金って・・・?」「いくらくらいもらえるの?」等といった素朴な疑問に答えてみたいと思います。

Q&A

分かりやすくするため、以下ではQ&A方式で話を進めていきましょう。

自分はどの年金に入っているのか?

公的なものとしては厚生年金、国民年金などがあります。
一般企業に勤めている人や公務員の人なら厚生年金、自営業者等は国民年金というのが基本的な仕組みです。
以前は公務員や教職員の人が加入するのは共済年金でしたが、2015年より厚生年金に一元化されています。
自分がどの年金に入っているのかわからないときには、年金事務所や市町村役場の年金担当部署へ問い合わせてみましょう。

いくらもらえる?

国民年金の支給額は毎年少しずつ変わりますが、2019年度は年額で780100円(月額で約65000円)となっています。
ただし、これは満額の場合ですから、保険料未払いだった期間等があればもらえる額はこれよりも下がることになります。
なお厚生年金や共済年金に関しては、加入していた期間の長さや支払っていた保険料の額(給与の額によって決まります)によって支給額が異なってきます。

学生の私は年金を納める余裕がないのですが・・

自身の所得が一定額以下であれば、申請することにより「学生納付特例制度」が適用され、在学期間中の保険料支払いは猶予されます。
ただし、猶予された保険料を未納のままにしておくと、その分は将来受け取る予定の年金から減額されることになります。
それを防ぐためには、10年以内の追納(さかのぼって保険料を支払うこと)が必要です。

個人年金ってなに?

個人的に保険会社等と契約する年金(年金保険)のことで、生命保険の一種に含まれるものです。
あらかじめ決めておいた期間だけ年金を受け取るタイプと、終身にわたって年金を受け取るタイプがあり、どちらのタイプも年金を受け取る前に受取人が死亡した場合には遺族に対して死亡保険金が支払われます。

死んでしまったら年金はどうなる?

公的年金の場合、受給要件を満たしていれば遺族に対して遺族基礎年金や遺族厚生年金が支払われます。
また、個人年金の場合は先ほど説明したように、遺族に対して死亡保険金が支払われます。

年金は受給年齢になったら自動的にもらえるの?

年金は受給年齢になっても自動的にもらえるものではありません。
受給年齢になる少し前に日本年金機構から請求のための書類が郵送されてきますので、それに必要な書類を添えて提出しなければなりません。
なお、請求せずに放置した場合、5年を経過した分の年金に関しては受け取ることができなくなりますので注意してください。

最後に

年金については色々とわかりにくい部分もあるかと思いますが、わからないからといって放置しておくと、場合によっては受け取る年金が減らされたりして損をすることもあります。
不明な点があるときには、年金事務所や市町村の担当窓口(公的年金の場合)、保険会社(個人年金の場合)等に問い合わせ、納得ができるまで説明を受けるようにしましょう。

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