年金を何歳まで払えばいいか?ちゃんと分かっていますか?

c9c40a8d1d3ff29dc4a2fc37f0d2bc2c_s

はじめに

日本では誰しもが何かしらの公的年金に加入し、その保険料を支払っているはずですよね。
「年金がもらえないよりはもらえた方がいい」
という感覚でいる人も多いと思います。
ただ、この保険料を何歳まで支払い続けるか分かっていますか?
「当然知っているよ!」
といった風にある程度の予想はつくと思いますが、基本を知ることも大切です。
(意外と知らないことがあるかもしれません)
では、ここで改めて年金保険料を何歳まで支払うのか復習していきましょう。

国民年金はよく知っていますよね?

「国民年金の保険料は、20歳の誕生月から60歳までの40年間支払うお金」
というのは有名ですよね。
また、「自分自身でコンビニなどに納付書を持っていくと支払える」ということもよく知られています。
このように支払期間も方法も広く認識されていると思うのですが、案外支払いに漏れがある人も少なくありません。

そうなると漏れた分に関しては、何もしなければ年金の受給額から差し引かれ満額では受け取れなくなります。もし受け取れる国民年金を満額に近づけたい場合は、65歳まで任意で国民年金に加入し、保険料を支払い続けることで受給額を増やせます。

また60歳の時点で10年の受給資格期間を満たしていなければ、任意での加入が70歳までとなります。

意外と知らない厚生年金

国民年金と違って意外と知らないことが多いのが厚生年金ではないでしょうか。
なぜなら、加入対象が公務員や会社員であり、その保険料は給料から天引きされているからです。そのため加入者本人ですら自分で支払った実感がなく、仕組みを理解しようなんて思う人も少なくなってしまうのです。

確かに自動的に保険料が支払われるわけですから、そこまで詳しく知る必要はないかもしれません。
ですが、一応加入期間があり「16歳から70歳まで」と考えることができます。
厚生年金は就職した時点から加入することになるのですが、労働基準法では0歳からでも就労可能となるので同じく加入も可能となります。つまり、下限はありません。
ですが、これだとあまり現実味がないので、同法の就労する基本となる最低年齢16歳を下限とするのが妥当でしょう。

一方、上限の70歳ですが、こちらは年金が受給できる年齢を過ぎて雇用されていても厚生年金に加入しなければならないためそうなっています。
この場合は、保険料を支払いながらも受給も可能です。
要するに、厚生年金は入社した年齢から退職するまでの間、その保険料を支払うことになります。

まとめ

あなたが予想していた期間は当たっていましたか?
このような情報をもとに何歳まで支払いをし、どのくらいの年金が受け取れるのかをシミュレーションしてみることが重要です。
そうすることで余裕のある老後が過ごせるのか、別で個人年金などが必要なのか判断ができるようになります。
もし、自分で判断するのが難しいのであれば近くの保険会社などに相談・シミュレーションしてもらいましょう。

関連記事

ページ上部へ戻る