知らない人は要注意!個人年金のリスクとは?

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【個人年金のリスク】

個人年金にはいくつかのリスクがあります。これらを理解せず、個人年金に加入することは危険なことです。個人年金という保険をよく理解するために必要な、その特徴と仕組みを詳しく見ていきましょう。まずは個人年金という保険を紹介します。年金という名前からわかるように将来のための貯蓄を目的とした保険であり、一時払いまたは積立方式で保険料を支払います。一般的には、万が一保険料支払い期間中に死亡した場合はそれまで支払った保険料相当額が死亡給付金として受け取れます。運用の仕方は定額個人年金と変額個人年金に分かれていて、変額個人年金の場合は注意が必要です。定額個人年金保険は契約時に将来受取る年金額を定め、保険会社が責任をもって運用してくれます。反対に変額個人年金は運用実績によって将来の年金額が変わります。契約者の自己責任で運用し、保険会社が用意した複数の投資先から自分たちで運用するものを選びます。このため、年金が減るリスクは当然あります。通常は死亡した場合や高度障害保険金については運用実績に関わらず最低保証がありますが、解約してしまうと最低保証はありません。その時点での運用実績により損をすることがありますので注意してください。中途解約の時期によっては解約控除と呼ばれる手数料が発生することもあります。定額個人年金であっての中途解約の時期があまり早いと元本割れのリスクがあることも注意しなければなりません。

【個人年金のタイプ】

また、一定年齢に達して個人年金を受け取る方法としては、3つのタイプに分かれます。それは確定年金・有期年金・終身年金です。1つ目の確定年金はあらかじめ年金受取期間が定められていて、その期間内には生死に関わらず必ず年金が受け取れます。被保険者が死亡した場合にはその遺族が残存期間の年金を受取ることができます。一時金として、少し少ない金額で未支給分を受け取ることも可能です。2つ目の有期年金はあらかじめ期間が決められていて、その期間に被保険者が生きていることを条件に年金が支給されます。この有期年金は被保険者が死亡した時点で年金がストップするというリスクがありますので、保険料は他と比べて安くなります。また、一定期間については被保険者の生死に関わらず年金を受け取ることができる保証期間付有期年金もあるので、リスクを抑えたい人は検討してください。3つ目の終身年金は生きている限り年金が受け取ることができます。終身年金にも一定期間の保証が追加できますので、遺族に残すことも可能です。終身年金では女性は平均寿命が長いため、男性より掛け金が高くなります。

【まとめ】

このような個人年金の仕組みからリスクを抑えながら、個人年金を利用する場合はあらかじめ受取金額の決められた定額で受取期間がある程度保障されたものを選ぶと良いでしょう。ただし、いずれも民間保険会社が倒産するというリスクが発生する場合はあります。

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