先行き不透明な将来に備える個人年金のススメ

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はじめに

今年は「老後2000万円問題」もあり、将来に対する不安がさらに強まった一年ではなかったでしょうか?
実際に2000万円が必要なのかどうなのか、あるいは年金制度が破綻してしまうのかどうかはわかりません。
しかし、公的年金だけで豊かな老後の生活が期待できそうかどうかと言えば、なかなかそうとは言いにくい状況であるのも確かですよね。
そこで今回は、そのような将来に対する不安を少しでも和らげるための術として、個人年金について紹介してみたいと思います。

個人年金保険

個人年金には個人年金保険や個人型確定拠出年金(iDeCo)などがあります。
前者の個人年金保険には以下の3種類がありますが、いずれも保険料の払い込みを定められた時期(普通は60歳まで)まで支払を行うことで、ある年齢になった時から年金が支払われるようになっています。

終身年金

亡くなるまでの間、生涯にわたって年金を受け取ることができます。
被保険者の方が死亡すると年金は支払われなくなりますので、早めに亡くなられた場合は受け取る年金の額が払い込んだ額よりも少なくなることもあります。
逆に、長生きすることができれば、払込額よりも年金のほうが上回ってお得になります。

有期年金

10年や15年というように年金の受け取れる期間が決まっているタイプの商品です。
終身年金と同じく被保険者の方が死亡すると年金は受け取れなくなるというのが原則です。
ただし、保証期間が設けられていてその期間中に亡くなられた場合は、そこから一定の期間、遺族の方に年金が支払われるというタイプの商品も多くあります。

確定年金

60歳から10年間というように、あらかじめ定められた期間は年金が支払われます。
その期間内であれば、被保険者の方が死亡していても遺族の方に対して支払いが行われます。

個人型確定拠出年金(iDeCo)

毎月決まった額の掛金(職業によって上限額が決まっています)を払い込む点は、個人年金保険の保険料払い込みと同じですが、iDeCoではその運用も自分で金融商品を選んで行います。
そのうえで、ある年齢(60歳以降)に達した時から年金、もしくは一時金を受け取ることになります。
なお、受け取る年金・一時金の額は運用の実績によって異なってきます。
ですので、運用の実績次第では元本割れとなる可能性ももちろんあります。

最後に

今回は、個人年金保険と個人型確定拠出年金(iDeCo)についてカンタンに紹介しました。
双方ともにメリット・デメリットが存在し、どちらのほうが良いとは単純に決めることはできませんが、老後の年金や生活の不安に対する備えとしてはどちらともそれなりの魅力があります。
関心を持たれた方は、ぜひさらに詳しく調べた上で加入を検討してみてはどうでしょうか。

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