将来の年金生活のためのライフプラン、3つのポイント!

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はじめに

老後の年金問題は今、だれもが気になるところではないでしょうか。現在の年金制度が始まった昭和から平成初頭までと違って、これから年金をもらう世代にとって年金だけで老後を暮らすことは不安視されています。そこで大切なのはライフプランになります。

なぜライフプランが必要か

「年金の話なのになぜライフプランという話になるのか」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
なぜ年金とライフプランの話が一緒になるかというと、単純に現役世代より老後の期間は収入が少ないからです。
「老後もなんとか働くつもりだから大丈夫」という方もいらっしゃるかもしれませんが、高齢になると病気やケガのリスクは格段に高くなります。また自分が元気でも配偶者が病気などで働けなくなるケース、それによる病院への出費も考えられます。
「気持ち」だけでは老後は思うように働けず、しかし厚生労働省によると高齢化社会によって人の「老後の期間」は長くなっています。90歳まで生存する割合が男性で4人に1人、女性では2人に1人といわれています。80歳まで生存する割合は男女ともに半分以上です。
そうなると、年金が支給される65歳以降の「老後資金」をライフプランの一つとして考えなくてはいけないのです。

3大ライフプランとは?

大きく分けて3大ライフプランには「住宅資金」「教育資金」「老後資金」があるといわれています。
住宅資金の場合、それはマイホーム購入を予定している人だけの話に見えますが、マイホームを考えていなく賃貸で暮らし続けるとしてもお金の問題は一生続きます。
用意する段階として住宅資金は20代から、教育資金と老後資金は30代から、というのが一般的なようです。

3種類のお金の使い道とは?

しかしいざ、「さあ貯めよう」と思っても毎日の生活に追われているとなかなか貯められないものです。
まずは自分の家族の資金を3つに分類してみましょう。

(1)日常生活に必要な生活資金…食費など、なくては暮らしていけない出費や、服飾費、雑費などに使うお金です。
(2)定期的に必要な資金…住宅費、税金、水道光熱費、教育費など払うことが決まっているお金です。
(3)余剰資金…(1)と(2)による出費があっても貯蓄や投資など、余裕がありそうなお金です。

3大ライフプランの資金を捻出するためには、(3)の余剰資金を作らなくてはいけません。
そのために、(1)と(2)のために出せる毎月の額を決めます。

家計簿をつけてみたら、必要だと思っていた食費、服飾費、雑費の中にもムダな出費が見つかるかもしれません。家の中、キッチンやクローゼットを見てみましょう。安いと思って買った調味料、掃除のための洗剤などのストック、買ったのに着る機会のない服などはないでしょうか。防災のための非常用の食材や商品以外のストックはなるべくためず、使いきってから、また本当に必要なものを買えば余剰資金ができるかもしれません。

(2)の住宅費、税金、水道光熱費などはなかなか動かせないと思いがちですが、税金も良く調べてみると申告すれば控除対象になるものがあるかもしれません。たとえば年間の医療費が10万円以上になると医療費控除があり、また災害や盗難にあった場合雑損控除が受けられる可能性があります。
また、家の電球をLEDに変えたり、スマホやパソコンのプランを定期的に見直すと、安く抑えられるものが見つかるかもしれません。

まとめ

最近ではレシートをスマホの写真に撮るだけでつけられる家計簿のアプリがあったり、資金のシミュレーションができるネットサイトがあり、比較的簡単にお金の動きを見ることができます。また専門的なプランナーに相談してもよいでしょう。それらをうまく利用すれば、余剰資金の作りかた、また運営の仕方が計画できるはずです。
老後の生活のために、ぜひライフプランを立ててみましょう。

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