国民年金の領収書(控除証明書)の再発行について

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はじめに

年末調整は、会社から支払われた給与や賞与から源泉徴収された税金の可不足分を調整するものです。
このとき多く払いすぎてしまった税金は還付されますが、ご自身で支払っている生命保険・国民健康保険料などは、控除証明書の添付がなければ会社側が把握できず、正しく過払い分の税金が戻らないケースがあります。
そこでこの記事では、保険料の領収書となる控除証明書の再発行についてご紹介していきたいと思います。

公的年金や生命保険の控除証明書とは?

「控除証明書」とは、年金や保険料を支払ったことを証明するための書類です。
この中には国民年金などの公的な税金の納付を証明するものから、民間医療保険や地震保険などの保険料の支払いを証明するものがあります。年末が近づくころにはがきタイプの書類が送られてきます。
控除にはお金を差し引くという意味があり、この証明書を提出することで、払いすぎてしまった税金がある場合に還付があります。

もし控除証明書をなくしてしまったら

税金が戻ってくるかもしれないことを証明するための大切な書類ですが、紛失してしまう方も意外と多いのではないでしょうか?
そんなときはどんな対応をすればいいでしょうか?公的・民間それぞれで見ていきましょう。

公的年金の控除証明書をなくしたら

国民年金の公式ホームページにて、再発行の申請方法が掲載されています。
もしインターネットの環境があれば、自宅にいながら「ねんきんネット」のサイトで再交付の申請ができます。
サイト内の「その他の便利な機能」の中の「通知書再発行」」で手続きを行えば、登録住所に再交付された控除証明書が送られてきます。
もちろんお住まいの地域の年金窓口へ出向いたり、お電話での申請も可能ですが、ネットですと24時間いつでも再交付の申請が可能なのでおすすめです。
ちなみに、ねんきんネットで再交付の申請ができる書類には、社会保険料(国民年金保険料)控除証明書や、公的年金等源泉徴収票など5つの書類からチョイスすることが可能です。

民間の個人年金などの場合

個別に加入している民間生命保険や個人年金などは加入の時期や保険料支払い状況によって、だいたい10月ごろに保険料の控除証明書が送られてきます。こちらももちろん、紛失したときは再交付ができます。公的機関と同様ご契約の保険会社のWebサイトから、もしくは保険会社への電話連絡にて再発行が行うことができます。
手続きからお手元に届くまでには、1週間を目安とすると良いでしょう。

まとめ

企業や団体ごとで行う年末調整や個人単位で行う確定申告は、払いすぎてしまった税金を調整する大切な手続きです。ですから年末が近づくと送られてくる公的年金保険料の領収書となる控除証明書や、民間の生命保険などの支払いを受領した証明はがきは大切に保管し、申告の書類に添えてしっかりと税金の控除を受けましょう。
そして、万が一通知はがきをなくしてしまったら、すみやかに再交付の手続きを行いましょう。ねんきんネットでの手続きから再発行・送付には、およそ1週間が必要ですのでお忘れなく。

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