年金保険料を追納するときって分割でも大丈夫?

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はじめに

「事情があって、国民年金の保険料を納められない期間があった」
「もちろん、ちゃんと手続きはしたけど、このままでは老後の受取額が減ってしまう」
「いまは少し余裕もできたので追納したいのだけど、一気に全額となると厳しい」
「分割って可能なのかなぁ?」
ご安心ください。
1ヶ月分ごとから6ヶ月分ごとのパターンで分割が可能です。
詳しくは以下で見ていきましょう。

手続きの流れ

手続きは、申請・承認・納付という順で進みます。

申請

申請は郵送で行うことができます。
もちろん直接年金事務所まで出向いてもかまいません。
やり方は次の通りです。

(1)申請書を手に入れる
申請書は年金機構のサイトからダウンロードすることができます。
「年金保険料 追納」などのキーワードで検索すると、日本年金機構の「国民年金保険料の追納制度」というページが表示されます。
そのページをクリックすると中ほどに「申請書類」という見出しがあり、「国民年金に関する手続き」というリンクがありますのでそちらへ進みます。
リンク先ページのケース5に「国民年金保険 追納申込書」というPDFファイルがありますので、そちらをダウンロードしてください。

(2)必要事項を記入する
ダウンロードした申請書に個人番号(もしくは年金番号)や住所・氏名、そして追納したい期間などの必要事項を記入します。
その際、追納期間を書く欄の横に分割区分という欄がありますので、自分が希望する分割パターンに丸印を付けてください。
1ヶ月分ごと・2ヶ月分ごと・3ヶ月分ごと・4ヶ月分ごと・6ヶ月分ごと・一括の6パターンの中からから選ぶことができます。

(3)必要書類を用意する
申請書以外に必要な書類はマイナンバーカードです。
お持ちでない場合は、通知カードなどマイナンバーがわかる書類と本人確認書類が代わりに必要となります。
なお、郵送の場合はマイナンバーカードのコピー(表・裏とも)もしくはマイナンバーがわかる書類と本人確認書類のコピーを同封してください。

(4)申請する
申請書を記入し、必要書類が用意できたら、最寄りの年金事務所までそれらを郵送するか、もしくは直接出向いて手続きを行ってください。

承認・納付

申請を行うと、承認ののち通知書と納付書が発行されます。
あとは、通常の年金保険料の場合と同じように、この納付書を使って支払えばOKです。

まとめ

今回は、年金保険料を分割で追納する方法について説明しました。
追納を行えば、老後に受け取る年金の額を増やす(満額に近づける)ことができます。
また、それだけでなく追納した分の保険料も年末調整や確定申告で控除の対象となりますので節税にもなります。
紹介したように、手続きそのものは難しいものではありませんので、該当する方はぜひ追納されることをおすすめします。

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