年金がどれくらいもらえるかを計算する方法は?

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はじめに

ひと昔ふた昔前の時代ならともかく、今のこの時代に将来やってくる老後の生活を年金だけでやりくりしようと考えている方は少数派でしょう。
定年退職後も働けるだけ働いて、その後は貯金や現役のときから準備しておいた個人年金などを頼りにやりくりしていこうと考えている方のほうが多数派ではないでしょうか。
しかし、そうはいっても現役時代と同等の収入を得られるケースというのはそれほど多くはありませんし、個人年金だけで生活するというのもあまり現実的な話ではありません。
やはり公的な年金も大事な命綱であることには変わりがないわけです。
そうなってくると「どれくらいの額をもらえるのか」という点が気になるところですが、それを計算する方法はどのようになっているのでしょうか?

計算するのは大変

計算する方法は国民年金と厚生年金、つまり自営業やフリーランスの方とお勤めをされている方の場合で異なります。
前者の場合はほぼ金額が決まっていて、満額の場合だと約78万円/年(約65000円/月)です。
ただし、保険料を納めていなかった期間があればこれよりも少なくなります。

後者の場合は、そもそも毎月納める保険料が給料やボーナスなどの額によって変わり、もらえるほうの額も当然それによって変わってきます。
それに加えて「どれくらいの期間お勤めをしていたか?」ということももらえるほうの額に反映されてきます。
もちろんそれを計算するための方法はあることにはあるのですがかなり複雑です。
このため、数字や制度に詳しい人でなければ正確に自力で計算することは難しいでしょう。

となると、将来どれくらいの額をもらえるのか、知ることはできないのでしょうか?
いえ、そんなことはありませんのでご安心ください。
だいたいの額であれば計算方法を知らなくても把握する方法があります。

どれくらいもらえるかを把握する方法

将来だいたいどれくらいの額がもらえるか?
それは「ねんきん定期便」に書かれています。
これは毎年誕生日の前後になると年金機構から送られてくるハガキ(節目にあたる特定の年齢のときは詳細版)で、その中に将来もらえる見込み額が書かれています。
また、最近では電子版のねんきん定期便もあり、そちらであればいつでも見込み額を見ることが可能です。
ただし、電子版を利用するためにはパソコンからねんきんネットにIDとパスワードを登録しておく必要があります。

なお、記載されている見込み額ですが50歳未満の方の場合はビックリするくらい低い額が書かれているかもしれません。
これは、それまでの実績だけに基づいた金額となっているからです。つまりこの先も納めていくであろう保険料が計算に入っていないわけです。
なぜこのような方法を取るかというと、年齢的にまだ若いためこの先の納める保険料の額が大きく変わる可能性があり、そうなるともらうほうの額もかなり変わってくるためです。
50歳以上の方の場合は、そのようなことはなく実際にもらえるはずの額に近い数字が書かれています。

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