年金問題とライフプランの必要性について

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はじめに

日本のみならず世界中が混乱の渦に巻き込まれたコロナウイルスの感染拡大。
ようやく国民全員にワクチン接種の目途が立ってきたところではありますが、海外でワクチンの効果が期待できない変異株が出現したとの情報もあり、通常通りの生活に戻ることができるのはまだまだ先の話になってしまうかもしれません。
ところで、世の中がコロナの話題で持ちきりとなる前、老後2000万円問題というニュースが世間を騒がせたことがありました。
コロナ、コロナですっかり忘れてしまった方も少なくないとは思いますが、この問題が消えてなくなってしまったわけではありません。
年金の問題は、何も解決していないのです。
将来の年金問題を考えるにあたってぜひ作っていただきたいのがライフプランです。

ライフプランを作って早めに老後の準備を

今現在、現役世代の方が年金を受け取ることができるのは、基本的に65歳からです。
コロナ禍による景気の悪化や少子高齢化の進行など、年金をめぐる情勢は厳しくなる一方です。
もしかしたら将来的にはさらなる受給年齢の繰り上げが行われる可能性もあります。
40代・50代の方にとってみれば、それほど遠い将来のことではないのですから「ある程度具体的な対策は取っている」という方が多いかもしれません。
その一方で20代や30代の方にとってみれば、65歳あるいはそれより先のことなどはるかかなたのことのように感じたとしても不思議ではありません。
考えようと思っても、なかなかイメージができないということもあるでしょう。
「年金のことなど、もっと歳を取ってから考えればいい」と思っている方も少なからずいらっしゃるかもしれません。

しかし、老後の生活は昔と比べて非常に長くなりつつあります。
日本人の平均寿命は80歳を超えており、女性に至っては90歳に迫る勢いです。
人生100年というのが誰にでも当てはまる時代がすぐ目の前まで来ている可能性すらあるわけです。
このように長い老後を不自由なく暮らしていくためには、それなりの備えが必要となりますから、40代・50代になってからでは間に合わない可能性もあります。
つまり、年金をはじめとする老後の問題は若いうちから考えておいたほうがいいということなのです。

とは言うものの、何か目安となるようなものがなければ、具体的に年金や老後のことを考えづらいかもしれません。
こういったときこそライフプランがあれば便利です。
ライフプランは、言わば人生の設計図のようなものですから、これがあれば「いつまでにどれくらいのお金を用意する必要があるのか?」そして「そのために今何をすればいいのか?」がわかりやすくなるというわけなのです。

ライフプランを作るには?

ライフプランは自分でも簡単に作ることができますが、いくつかの保険会社や金融機関のホームページでシミュレーションを行えるようになっているので、まずはそちらを利用してみましょう。
でも、一番のおすすめはトータルライフコンサルタントやファイナンシャルプランナーなどのプロに相談しながらライフプランを作成すること。
きっとあなたにとってこれ以上ないライフプランを作ることができるはずです。

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