年金の金額引き下げ?毎月の受給額もチェック

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はじめに

偶数月の15日に受け取れる老齢基礎年金は、2か月分の年金額を1回で受け取るかたちです。
通常65歳から受け取れますが、実は令和3年4月(6月支給分)から、4年ぶりに月額が引き下げになっていることをご存じでしょうか?
この記事では、年金の受給額や引き下げの背景、年金受給時期を先延ばしする繰り下げ受給や、20歳から備えられる付加年金について、ご紹介していきたいと思います。

公的年金は毎月いくらもらえる?

20歳から公的年金に加入し60歳までの40年間払いつづけると、老齢基礎年金を満額受け取れます。
令和3年(2021年)は、1年間の受給額が780,900円。月額にすると65,075円が受け取れることになっています。
この金額は令和2年度(2020年度)から0.1%引き下げられた金額です。
この引き下げには、それまでと違う対応が取られています。その内容について、次の項で確認しましょう。

4年ぶりの年金引き下げの背景

年金受給額が減ってしまう背景には、年金を払い込む側、つまり現役世代(20歳から60歳まで)の賃金が下がってしまったことがあります。
平成28年(2016年)までは、こういった賃金や物価の変動に対して年金額の改定や据え置きなどの措置がとられていました。
しかし平成28年12月に成立した「年金改革法」によって、現役世代の負担を減らすという観点から、年金受給額を0.1%減額するという対応がとられたようです。

引き下げは年金額だけではなかった

さらに、年金生活者のうち免除期間を有する方については、年金生活者支援給付金の減額も行われています。
老後の生活資金のかなめとなる老齢基礎年金や、低所得者をサポートするため共に支給される年金生活者支援給付金の減額は、0.1%とはいえ今後どうなるのか心配になりますよね。

この問題を回避する方法として考えられる方法には、年金の繰り下げ受給や、付加年金で備える方法などがあります。

年金受給額を増やす2つの方法をピックアップ

それではここで年金不安を回避する方法2つを確認していきましょう。

65歳以降に年金を受け取る繰り下げ受給について

これは、年金受給時期を通常の65歳よりも先延ばしして受け取る制度です。
老齢基礎年金受給者と老齢厚生基礎年金受給者どちらも対象です。
時期を先延ばしすることで、受け取り額を増やすことができます。
70歳まで受給を先延ばしした場合は、最大の42%増額されることになります。

年金納付にプラスして備える付加年金

これは、通常の年金保険料に400円をプラスして納付することで、年金受給額を増やすことができる制度です。
加入対象は、第1号被保険者(20歳から60歳)と任意被保険者(65歳以下)の方です。
また、物価などの影響を受けることなく定額で受け取れることもポイントですね。

まとめ

今回は令和3年度の年金額引き下げを受けて、年金額にプラスして備える方法を2つご紹介しました。
さらに、年金受給時期の繰り下げを想定した場合、受給期間までの生活費も心配ですよね。そういったときには、民間の個人年金保険を利用する方法もあります。
方法としては、満期保険金の受け取りを65歳からに設定しておくと、年金受給までの期間の生活資金が確保できます。
その他にも国民年金基金など、さまざまな備え方があります。
ご自身の希望に合った方法を検討されることをおすすめします。

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