国民年金保険料は一括払いが便利でお得

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はじめに

厚生年金に加入していない20歳~60歳の方(第1号被保険者)の場合、自ら国民年金保険料納付の手続きをしなければなりません。
この記事では納付の手間を減らし、少しでもお得になる方法として一括払い(前納)の紹介をします。

お得で便利な一括払い

お勤めの方など厚生年金に加入している場合、その保険料は給料から天引きされる形で徴収されるのがふつうです。
したがって、自身で保険料払い込みの手続きをする必要はありません。

一方、国民年金のみに加入している方(第1号被保険者)の場合は事情が異なります。
現金払いや口座振替など、どの払い込み方法を選択するにしても自身で手続きをしなければなりません。
その場合の保険料は月々16610円(令和3年度の場合)です。
手間もかかりますし、金額的にも安くはありませんよね。
どうにか手間を減らして、そして少しでもお得になる方法はないものでしょうか。

実はあります。
それは保険料を一括払い(前納)するというものです。
具体的な方法とそれぞれの方法でどれくらいお得になるのかについては以下の通りです。

現金

納付書を使ってコンビニなどで現金払いするケースです。
一括払い(前納)のパターンとしては、半年分・1年分・2年分の3つがあります。
現金で一括払いすることでお得になる金額は、半年の場合が810円(ひと月あたり135円)、1年の場合が3540円(ひと月あたり295円)です。
2年分を一括した場合は14590円(ひと月あたり約608円)お得になります。
なお、2年分の場合、令和4年度の保険料は月16590円であり、割引額もこの金額をもとに計算したものとなっています。
また、半年分・1年分の納付書は毎月払いの納付書と同時に4月に送られてきますが、2年払いの納付書については年金事務所へ連絡して送ってもらう必要があります。

クレジットカード

この場合、事前の申請が必要です。
現金用の納付書を使ってクレジットカードで支払うことはできません。
支払い方法に関しても1回払いのみで、リボや分割払いを選ぶことはできませんのでご注意ください。
クレジットカードを使って一括払いすることでお得になる金額は、先ほどの現金の場合と同じです。
なお、クレジットカードで一括払いする場合、2月中の申し込みが必要です。(ただし、10月~翌年3月の半年分に関しては8月中)

口座振替

口座振替の場合も事前の申請が必要となります。
その期限は、クレジットカードの場合と同じです。
お得になる金額は、半年の場合が1130円(ひと月あたり約188円)、1年の場合が4180円(ひと月あたり約348円)、2年の場合が15850円(ひと月あたり約660円)となっています。

まとめ

この記事では、国民年金保険料納付の手間を減らし、そして少しでもお得になる方法として一括払い(前納)を紹介しました。
記事内で説明したように、金額的には2年分を口座振替で一括払いする場合が最もお得となっています。

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