個人年金とは?毎月の支払いはどれくらい?

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はじめに

会社勤めあるいは自営業をされている方の場合、現役を引退する前と引退した後で大きく変わるものといえば毎月の収入ではないでしょうか。
現役のときは仕事による収入が毎月得られたはずですが、引退後はそうもいかなくなります。
そこでクローズアップされてくるのが年金。
現役を引退してからは年金が収入の柱となっている家庭も少なくないことでしょう。
ところが、公的年金だけで生活を十分満足できるものにすることは簡単ではありません。そのため現役時代から何らかの上乗せ策を講じておく必要が出てきます。
その代表格ともいえるのが個人年金。
今回はその概要や毎月の支払いがどれくらいなのかといったことについて考えてみたいと思います。

個人年金とは?

この年金ですが、正確には「個人年金保険」といい、民間の保険会社などから販売されている保険商品の一種になります。民間会社から販売されているだけあって、その種類はさまざまです。
たとえば、受取期間で見ても、
・あらかじめ決めておいた年齢以降、生涯にわたって受け取るタイプ(終身年金)
・あらかじめ決めておいた年数だけ受け取り、その途中で亡くなった場合は残額が遺族に支払われるタイプ(確定年金)
・あらかじめ決めておいた年数だけ受け取り、途中で亡くなった場合はそこで打ち切りとなるタイプ(有期年金)
という3つのパターンに分けることができます。

また、受取額に関しても、将来どれくらい受け取ることができるかが申し込み時にすでに決まっているタイプと、運用実績次第で変わるタイプとに分けられます。
前者は確定年金、後者は変額年金と呼ばれます。

さらに、保険会社や商品ごとに個別の特徴やセールスポイントが加わるので、それらの組み合わせで考えると種類は多岐に及びます。

毎月の支払いはどれくらい?

次に、個人年金に加入した場合、毎月の支払いはどれくらいになるのかを見ていきましょう。
といっても、先ほども述べたようにこの年金に関しては数多くの商品が販売されています。したがって、毎月の支払い額を一概に示すことはできません。
そこでこの記事では平均額にスポットを当てることにします。

公益財団法人生命保険文化センターが2021年12月に公表した2021(令和3)年度「生命保険に関する全国実態調査」によれば、個人年金に加入している世帯の平均保険料は年額で20.6万円となっています。毎月約17000円の支払いをしているということです。
国民年金の保険料が毎月16610円(2021年度)ですから、金額的にはそれよりもやや多いというところです。
一方、個人年金の受取額のほうは平均で97.1万円(年額)となっています。

最後に

この記事では、個人年金の概要や毎月の支払いがどれくらいなのかといったことについて説明しました。
なお、本文中でもお伝えしたように個人年金には多くの種類があります。
どのタイプがおすすめなのかは個々のニーズや事情により変わってきますので、保険のプロに相談の上、加入されることをおすすめします。

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