国民年金は月にいくらもらえる?

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国民年金は万が一働けなくなってしまった場合など、重要な社会保障制度として機能しています。いくらもらえるかについては平均支給額のデータがあり、納付が満額に近づくほど、もらえる額も増えていきます。今回はその事について説明いたします。

年金の種類

年金とは基本的に、毎月一定額を納付することで、満期を迎えた後に所定の金額を受け取ることのできる仕組みです。一口に「年金」と言っても、いくつかの種類があり、一般的なものは、「国民年金」と「厚生年金」でしょう。

厚生年金は勤めている会社と雇用契約を結び、ある条件の下で加入できる公的な年金保険です。国民年金の方は国が定める制度であり、厚生年金への加入がない場合には、こちらへ入ることになります。現行では20歳から60歳未満までが満期となっています。

国民年金とは?

2022年4月1日をもって成人年齢が18歳に引き下げられましたが、今のところ国民年金の納付義務は、20歳から発生する旧来の流れを受け継いでいます。年齢を重ねたり、また病気や怪我などをして働けなくなってしまった場合を考慮し、設けられているのです。

国民年金の場合は老齢基礎年金として65歳以上から、厚生年金であれば老齢厚生年金として同様の年齢から受給することが可能です。厚生年金は国民年金に上乗せをする形で納付・受給ができるというイメージになります。

国民年金は月にいくらもらえる

国民年金を月にいくらもらえるかについては、加入年月日や満期に対してどの程度納付したかなど、個々の条件にかかっています。しかし、厚生労働省のデータによれば、老齢基礎年金の支給額の平均は5万6,049円となっています。老齢厚生年金は平均14万6,162円です。

上述した通り、納付金額が満額に近ければ近いほど、老後にもらえる金額も多くなります。しかし、支払いが難しくなる場面も往々にしてあります。例えば学生の場合、学業に従事していることを証明できれば、減免の申請手続き等を行うことが可能となっています。

病気や怪我などで働けなくなってしまった場合には

同様に、病気や怪我などで就労が難しくなってしまったとき、減免の申請をすることもできます。減免した分は追って「追納」という制度があり、後から納付することもできるようになっているのです。

いずれにせよ、何かあったときのための社会保障制度ですので、納められるときにはしっかりと納めておくようにしましょう。より多く年金をもらうためには、最も大切な事柄であると言うことができます。

最後に

国民年金を月にいくらもらえるかについて解説いたしました。重要な社会保障制度の一つであるだけに、内容はしっかりと理解しておきましょう。余裕があるのであれば、民間の保険に加入するのも、立派な手段の一つとなります。

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