老後に備え加入する人が急増?個人年金保険とはどんな保険

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年金受給額の減額や、受給開始年齢の引き上げなどのニュースを受けて私達の老後への不安は増すばかりです。
このような背景から今人気になっているのが「個人年金保険」です。死亡保険や医療保険とはまた異なる性質を持っていますので個人年金保険についておさらいをしてみましょう。

【個人年金保険とは】
個人年金保険は保険料を毎月積み立てる事で将来決まった額の年金を受け取る事が出来るという物です。受取り方にはいくつかの種類がありますので詳しく見てみましょう。
(終身年金)
終身年金は被保険者が生きている間ずっと年金を受け取る事が出来る為、生涯にわたり安心を得られます。しかし年金を一生涯受け取る事が出来る分保険料は高くなりますし、早くに亡くなった場合払い込み額よりも受取額が少ない元本割れになるリスクもあります。
(確定年金)
確定年金は決められた期間だけ年金を受け取る保険で5年、10年、15年が一般的です。この期間に万が一被保険者が死亡しても期間中は年金を受け取る事が出来ますので元本割れの心配はありません。
(有期年金)
有期年金は確定年金と同じく決められた期間だけ年金が受け取れますが被保険者が死亡した場合はそれ以降の受取はできません。その分確定保険よりも保険料は安くなりますが早くに死亡した場合元本割れをするリスクもあります。
このように個人年金はその受け取り方によって保険料やリスクも違ってきます。

【受け取り方と解約のリスク】
個人保険はそれぞれ一長一短ありますので正直どれがいいのか迷う方も多いのではないでしょうか?
保険の加入については個人の病歴など様々な事情がありますので一概には言えませんが最も主流な受け取り方は確定年金の個人年金保険になります。
また個人年金保険は基本的に解約をしない事が前提ですが、どうしても解約をしなければいけない時のリスクも知っておきましょう。
解約をすると解約返戻金は受け取れますが、保険料払い込み中の解約になるため返戻金はそれまで払い込んだ保険料よりも少なく元本割れする可能性が高いのです。個人年金保険に加入する際にはこのようなリスクについてもしっかりと考えて慎重に決める必要があります。

【まとめ】
個人年金保険は老後の資金の為に有効な方法ではありますが、解約をしない事を前提に加入すべきでしょう。
また返戻率の良い時に契約した保険を解約した場合再び契約をしても同じようによい利率で契約する事が出来なくなりますのでできるだけ解約せずに置いておく方がお勧めです。

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