年金のプラスアルファ部分とは

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年金は老後の生活に欠かせないものでしょう。ほとんどの方が現役を引退した後の生活で年金について考えるはずです。

年金ですが、基本にとなるのは国民年金です。また、人によっては、これに加えて国民年金基金や付加年金といった制度を利用している方もいらっしゃることでしょう。そして、お勤めをされている方の場合は厚生年金が上乗せされることになります。この厚生年金に関係するものとして基本プラスアルファ部分という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、年金のプラスアルファ部分についてご紹介します。

 

目次

1.年金の基本プラスアルファ部分とは

2.年金の基本プラスアルファ部分の「確定給付型年金」とは

3.まとめ

 

1.年金の基本プラスアルファ部分の「企業年金」とは

厳密に言うとプラスアルファ部分とは一般的な厚生年金に関係した用語ではありません。会社にお勤めをされている方の場合、国民年金や厚生年金といった公的なもの以外にもその会社独自の年金を受けられるケースがあります。

これを「企業年金」と言います。私的年金の一種で、福利厚生制度の一つとして企業が設けているのが通常でしょう。この企業年金の中にはいくつかのシステムがあり、一番多いのは企業型確定拠出年金と呼ばれるものです。このシステムでは運用を自分自身で行い、それが将来受け取る額に反映されることになります。

 

2.年金の基本プラスアルファ部分の「確定給付型年金」とは

「企業年金」の次に多いのは、「確定給付型年金」です。こちらのシステムでは運用は会社側が行います。そして、将来どれくらいの額がもらえるかも最初から決まっているのです。現在、企業年金と言えば上記2つのシステムが主流となっていますが、かつてはこの2つ以外のものが主流でした。それは厚生年金基金と呼ばれるシステムです。このシステムでは、本来であれば国が行う厚生年金の運用の一部を会社側が変わって行います。そして、会社側は社員に年金を払うとき、本来の額よりもさらにプラスして払わなければなりません。このプラスされる部分こそが基本プラスアルファ部分と呼ばれるものなのです。

 

3.まとめ

今回は、年金のプラスアルファ部分についてご紹介しました。

なお、解散や別のシステムに移行した場合であっても、基本プラスアルファ部分に関しては基金側に残ることになっており、年金あるいは一時金として受け取ることができるようになっています。この記事を参考に年金の知識を深めてみてはいかがでしょうか。

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