将来の備えができる個人年金にもデメリットやリスクがある?

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将来に対する安定した資産形成ができる個人年金保険ですが、加入する時にはデメリットやリスクも存在する事を知っておきましょう。
個人年金保険のデメリットなどについて詳しく見てみましょう。

【個人年金保険のデメリット】
この保険のデメリットの一つとして、インフレによるリスクが挙げられます。運用利率が契約時に確定している確定型の場合は、将来物価が上昇してインフレになると、契約時の貨幣価値と、年金を受け取る時の貨幣価値が変わってくる可能性があり結果的に損をするというデメリットがあります。
また、個人年金保険を扱う保険会社が破綻するというリスクもあります。保険会社が破綻しても、生命保険契約者保護機構という物があるため、責任準備金の約90%が補償される事になっていますので、支払った保険料がすべて無くなるわけではありません。しかし、将来受け取るはずだった年金額が減額されるというリスクはあります。

【リスクが起こる可能性】
このようなデメリットはありますが、これは個人年金に限ったことではありません。
インフレのリスクや、保険会社が倒産するというリスクは他の保険に加入していても考えられることです。そもそも、倒産リスクを避けようと考えたら保険自体に加入する事が出来なくなります。
また、インフレのリスクについても現在の日本はインフレから抜け出すかどうかと言われている状況にあります。
このような場面では、この先しばらくは大きな物価上昇のリスクは考えなくてもよいでしょう。
更に日本は経済成長の著しい新興国とは違いますので、今後大きな物価上昇が起こるリスクは低いと考えられています。

【個人年金保険の目的】
デメリットやリスクを考えるのと同じ位、加入を検討する際にはその目的も明確にしておきたいものです。
個人年金保険を検討している人は下記のような目的で加入する人が多いのです。
・安定的に堅実に将来のお金を貯めたい
投資や、株などと違い大きな利益は見込めませんが、個人年金保険はローリスク、ローリターンで堅実にお金を貯めたい人には向いています。
・計画的にお金を使いたい
貯蓄型の保険には、年金形式ではなく一時金としてお金を一度に受け取るものもあります。しかし、一時金として受け取ると自分で計画的に管理をしていく必要があります。このような事が難しい人は年金形式で貰う方が計画的に使える為よいでしょう。

【まとめ】
保険だけに頼らず、他の貯蓄や公的年金では足りない部分を個人年金保険でカバーする目的で保険に加入するとよいバランスが取れてお勧めです。
全ての面でお得な保険は存在しませんが、老後の生活費の準備をしっかりとした上で、自分のライフプランに合った個人年金保険を検討すると将来の生活にも余裕が生まれて安心できます。

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