個人年金保険に加入するメリットとデメリットを知っておこう

d6ca711fc40da83ad80fb60573d05a02_s

老後に備え、加入を検討する人も多い個人年金保険ですが加入する前にはそのメリットとデメリットについてしっかりと知っておく必要があります。
ここでは、個人年金保険に加入するメリット・デメリットについてまとめてみましょう。

【個人年金に加入するメリット】
現在は、マイナス金利が適用され多くの銀行でも金利は過去最低になっています。このような低金利の時代では、預貯金として銀行にお金を預けているよりも、保険によって積み立てておく方が満期時に受け取る金額が多くなりメリットがあります。
また預貯金は、簡単に引き出せたり、解約する事ができる為、意思の弱い人や、計画性のない人などは老後の生活費を確実に貯める事が難しくなります。
もちろん、個人年金保険も途中で解約する事は出来るのですが、解約した場合に元本割れする可能性がある為、契約者も途中解約しにくくなり確実に老後の資金を貯めやすくなります。

【個人年金保険に加入するデメリット】
対して、デメリットもいくつかあります。個人年金保険に加入するデメリットの一つとして、インフレのリスクがあります。
運用利率が確定型の場合将来受け取る年金額は、契約時に確定されます。将来インフレが起こった場合には、契約時の貨幣価値と年金受取時の貨幣価値が異なり、実際に受け取る年金額が目減りするリスクがあるのです。
例えば保険料500万円を支払い、返戻率120%の個人年金保険に加入し600万円の年金を受け取ったとします。しかし、インフレによってお金の価値が80%に下落した場合実際に受け取る金額は480万円になり120万円の損をする事になります。
この他にも、保険会社が倒産するというリスクがあります。保険会社が破綻しても、生命保険契約者保護機構によって一定額が保障されるようになっており、支払った保険料全てが無駄になる訳ではありませんが、満期金は減る事になります。

【個人年金保険をお勧めする人】
個人年金保険は、金融商品としてはローリスク、ローリターンで積極的な運用には向いていません。
ただ、毎月自動的に銀行から保険料が引かれていく為お金は自動的に貯まっていきます。
計画的にお金を貯める事が苦手な人や、投資やリスクが苦手な人、老後の資金を早くに貯めたいと考えている人などには向いている保険と言えるでしょう。
この他にも、個人年金保険は受取時にすべてを受け取るか、分割して受け取るかを選択できます。
大金が入るとつい気持ちが大きくなって使ってしまう人などは、分割して振り込んでもらえる個人年金保険を活用すると無駄使いをせずに済み良いでしょう。

【まとめ】
個人年金保険に加入するメリット・デメリットは理解できたでしょうか?
老後の資金に不安がある人は、早くから資金作りをする事で大きなメリットがありますので、是非慎重に考え検討してみましょう。

関連記事

ページ上部へ戻る