学資保険に入る年齢は何歳がベスト?

SEP_327215200714_TP_V

はじめに

文部科学省や日本政策金融公庫などが公表しているデータによれば、子ども一人当たりにかかる平均的な教育費はすべて国公立だった場合でも1000万円以上、すべて私立の場合には2000万円を超えるとされています。
また、大学4年間にかかる平均の費用だけを見ても、国公立で500万円以上、私立の理系であれば800万円以上というデータが公表されています。
これだけの金額をすぐに用意できる家庭はそう多くはありません。
いくつかの手段を使って何年もかけてお金を用意していくというパターンのほうが多いのではないでしょうか。
その中でもオーソドックスな手段として知られるのが学資保険。
この学資保険ですが、子どもが何歳ごろから入るのがベストなのでしょうか?

学資保険に入る年齢は何歳がベスト?

まず結論から言うと、加入するタイミングは子どもさんが幼ければ幼いほどベターです。
その中でもベストな年齢は0歳未満、つまり生まれる前ですね。
最近では妊娠6ヶ月ごろから入ることのできる学資保険が増えてきていますので、そのようなタイミングを選択することができるようになっています。
では、なぜ生まれる前がベストなタイミングと言えるのでしょうか?

理由その1

1つ目の理由は、「そのほうが負担が少なくお得だから」です。
学資保険は積立貯金的な性格を持っています。
つまり、受け取りの期日(多いのは大学入学前)まで、毎月コツコツと保険料を支払っていくというのが一般的なパターンなわけです。
この場合、妊娠6ヶ月の時点で入るのと、子どもが3歳になったときに入るのとでは、受け取る金額が同じであれば、どちらのほうが月々の負担が少なくなるでしょうか?
当然のことながら、支払総額が同じであるのならば、妊娠6ヶ月のときから支払い始めたほうが毎月の負担は少なくなりますよね。

また、多くの学資保険には払込免除の特約が付いていて、もし契約中に親(契約者)に万が一のことがあれば、その後の保険料支払いはしなくてもいいことになっています。
一方で、その場合でも期日が来れば保険会社からのお金はきちんと支払われます。
つまり、生命保険のような性質も持っているのです。
このため、子どもの年齢だけでなく親の年齢も保険料に影響してきます。
そして、もちろん親の年齢も若いほうが安くなります。

このように、早ければ早いほど負担が少なくお得なのです。

理由その2

2つ目の理由は、しっかりと考える時間を取ることができるからです。
赤ちゃんが生まれると、生活の中心はもちろんその赤ちゃん。
お父さんもお母さんも周りの家族も大忙しになってしまうでしょう。
そんなときに、どの学資保険がいいのかをじっくりと吟味するのはなかなか難しいことです。
赤ちゃんが生まれる前であれば、まだ多少は余裕がありますので、しっかりと考える時間を持つことができます。

以上のような理由で、学資保険への加入は早ければ早いほどいいと言えるわけです。
なお、商品を選ぶときには保険のプロの意見を聞いてみることもおすすめします。

関連記事

ページ上部へ戻る