- 2017-8-15
- 医療保険
病気や、怪我に対する不安から医療保険を検討する人は多いのですが、保険には終身保険と定期保険の2種類があります。医療保険を検討する前にこれらの違いやそれぞれの特徴などを詳しく知り、自分に合った保険に加入するようにしましょう。
【定期型と終身型には2つの違いがある】
定期保険と、終身保険についてどのような点が違うのでしょうか?主な違いは2つあります。
まず、一つ目に保障期間の違いがあります。定期保険はある一定の保障期間のみを保障するもので、保障期間が終了すれば契約は消滅し以降の保障はなくなります。例えば、今から子供が大きくなるまでの10年間は病気や、怪我に対する保障が必要になるためその期間だけ保障が欲しいという人には定期保険が合っているでしょう。
対して終身保険は一度契約をすると保障は、被保険者が亡くなるまで一生涯続きます。特に病気になるリスクは高齢者ほど高くなる為、老後の医療保障として終身保険を選ぶ人も増えています。
次に、保険料の違いがあります。定期保険の場合月々の保険料は割安ですが更新ごとに保険料が上がる為注意が必要です。
一方終身保険は契約時の保険料がずっと変わりませんが、定期保険に比べて保障が長い分保険料が割高になります。
【それぞれのメリット】
ではそれぞれのメリットについてもみていきましょう。
定期保険のメリットは何と言っても、期間が決まっているということです。一般的に病気になるリスクは、若い人ほど低く、高齢になるにつれて高くなります。その為、保険料は若い時には安く、年を取るにつれて高くなっていきます。満期を迎え必要に応じて継続したり、解約をしたりすることが出来たり見直しが出来るというのは加入者にとって大きなメリットでしょう。また、若いうちは給料も安く貯蓄も少ないため高額な保険料負担はできませんので、病気のリスクに対して保険料が妥当であることも大きなメリットになります。
対して終身保険は、契約時から保険料が変わらないという点や、保障が一生涯続くという点に大きなメリットがあります。定期保険のように更新時に保険料が上がる事もありませんし、保障が途中で消滅する心配もありません。
それぞれの保険のメリットやデメリットを考えると、どちらも一長一短であることがわかります。年をとっても十分な貯蓄がある人は定期保険でもよいでしょうし、今まであまり貯蓄をしてこなかった人や自営業者、フリーランスの方などはやはり一生涯の保障が付いている終身保険が安心でしょう。このように、どのような保険を選ぶかは、自身のライフスタイルや貯蓄などによって変わってきます。専門家に相談しながら自分にとって最適な物を選択することが大切です。