- 2022-4-13
- 未来設計
将来のための貯金は、保険などを活用せずに自身で貯金する事も可能な中、多くの方が保険を活用しているのは、それなりの理由があります。今回は将来に備える貯金について、貯蓄型保険を活用するメリットを分かりやすく解説しましょう。
貯蓄型保険に入るメリット
1つ目に強制的にお金を貯める事ができるようになります。預貯金のように、自身でお金を貯めるのとは異なり、貯蓄性のある生命保険では強制的にお金を積み立てることが可能なため、貯金が苦手な方にもお勧めです。
保険に加入すると、毎月の給与から先取りで保険料の支払いをするため、手元に残るお金が 少なくなります。自身で貯金する際にありがちな「今月は余裕があるから多めにお金を使用しよう」といった状況になるのを防ぐことができ、必然的に預貯金が減るリスクを減らす事にも繋がるでしょう。
2つ目に生命保険の中には、預貯金よりも高い利回りの商品も多くあります。例えば、学資保険であれば、18年後の返戻率が105.5%つまり保険料の支払いは100万円であるが、受け取る額資金は105.5万円返ってくるというわけです。
3つ目に節税効果が期待されます。それは年末調整や確定申告で生命保険料控除を申告ができるからです。生命保険料控除を受けると、年間の所得から数万円を差し引いた上で、住民税や所得税の計算をするので節税効果があるでしょう。
終身保険
保証は一生涯です。加入をしても特に終わりの期限は定まっていなくて、生きている限りずっと保証は続くという内容になります。加入中であれば、いつ亡くなったとしても保険金を受け取ることが出来ます。
また保険料を支払うに伴って解約返戻金も溜まっていき貯蓄性があります。そのため解約したタイミングで、解約返戻金という形で一定の金額を受け取ることが出来ると言うわけです。
終身保険は払込期間を選べるという特徴もあります。その内容は、一生涯支払う「終身払い」の他に、契約から60歳や70歳までといった一定年齢、あるいは契約から10年、15年、20年など一定期間まで払い込むタイプから選べます。例えば払込期間を60歳や65歳などに合わせて、老後の資金準備のために活用するというわけです。
養老保険
養老保険には2つの特徴があります。1つ目に加入をしてから満期になるまで、もしその途中で亡くなってしまった場合には、死亡保険金を残すことが出来ます。一方何事もなく満期を迎えることができたら、死亡保険金と同額の満期保険金を受け取ることが出来ます。
2つ目の特徴は払込み期間を選べるという事です。払込期間は10年、15年と期間で設定している年満了と、60歳や70歳などの年齢で区切る歳満了で選べます。例えば10年後のリフォーム準備資金や、20年後の進学費用などの活用に役立ちます。
学資保険
学資保険は支払った保険料より多くの学資金を受け取る事ができます。また支払いをしている途中で、契約者の方に万が一のことが起きてしまった場合、その後の保険料は払込免除ということで払込をしなくて済みます。その上で学資金に関しては、予定通りに受け取れると言う事で、万が一の事があっても学資金を確保できるという特徴があります。
個人年金保険
将来の資金に備えるための保険になります。保険料払込期間が終わると年金の受け取り方法が2種類あり、1つは一生涯年金を受け取れるタイプや、2つ目は一定期間年金を受け取れるタイプなどがあります。
保険料を支払っている期間の死亡保障は、養老保険や終身保険と比較すると少額になります。しかし、保険料を抑えて老後資金を貯めるという形も取れることから、手出しが少なく負担を抑えて老後資金を貯められる場合があります。
最後に
貯金型保険の活用するメリットは強制的にお金を貯められ、種類によっては預貯金よりも高い利回りで運用する事ができます。つまり将来的に受け取る満期保険金や解約返戻金が増える商品もあるのです。しかし、短期で解約したり払込期間途中で解約したりすると元本割れになるので注意が必要になります。