【はじめに】
子供一人を育てるのにはお金がかかるという話をよく耳にしますが、具体的にどんな風にお金がかかるのでしょうか。

【学資について】

・学資とは
学資とは、子供が幼稚園に入園してから大学を卒業するまでにかかる費用のことです。
入学式の服や、保育料・給食費・授業料、必要な用具をそろえる費用、修学旅行の費用などはすべて学資です。
また、場合によっては、学習塾に行ったり参考書を買ったり、実家から離れた大学に進学し寮生活や一人暮らしをすることがあると思いますが、それらも学資に含まれます。
一人の子供にかかる学資は、公立の学校に行くか私立の学校に行くかによっても変わってくるので、子供にどんな教育を受けさせたいかを考え学資を計算しましょう。

下記の学資は、進学する学校が公立か私立かに関わらず、ほとんどの子供にもかかります。（ここでは大学進学を前提としています）

1.幼稚園への入園
入園金、保育料、給食費、通園用のカバンや幼稚園で使う道具一式など、制服（指定されている場合）、入園式の服

2.小学校入学
ランドセル、学校指定の体育着や上履き、通学用の手提げ袋、給食用のエプロン、文具類など一式、制服（指定されている場合）、入学式の服、クラブ活動の道具（クラブ活動に参加する場合）、給食費

3.中学校入学
制服、通学カバンや指定のカバン等、体育着、学習に必要な道具、クラブ活動の道具（クラブ活動に参加する場合）、給食費

4.高校入学
制服、体操服やジャージ、教科書、副教材、（柔道着や作業着などが必要な場合もあり）、学校指定のカバン、お弁当代、交通費（バス・電車通学の場合）
、生活費（寮生活や一人暮らしをする場合）、クラブ活動の道具（クラブ活動に参加する場合）

小・中学校とは違い義務教育ではないので教科書代がかかります。
また、家から距離のある学校に通う場合は交通費も必要です。

5.大学入学
入学金、授業料、教科書代、交通費（バス・電車通学の場合）、生活費（寮生活や一人暮らしをする場合）

費用は公立私立、学部、大学がある場所によって変わりますが、費用があまりかからないところに進学する場合でも小・中・高と比べてお金がかかります。

【最後に】

今回は、子供が幼稚園に入園してから大学を卒業するまでにかかるお金をまとめました。
かかる金額は、親の収入や教育方針、地域などによっても変わってくるので、平均金額などは割愛しています。
詳しい金額は、家庭の状況に合わせて調べられることをお勧めします。
また、これらの学資を作る方法も、貯蓄、学資保険、投資などいろいろあるので、ご家庭の状況に合った方法で計画的に費用を捻出しましょう。