気になる学資保険の「契約者」「被保険者」「受取人」

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はじめに

子供を育てていくうえで「教育資金」は欠かせないものです。
高校や大学に進学するとなると、その分どんどんお金はかかります。
少しでも子供の学費を貯蓄しておきたい方のために「学資保険」があります。
学資保険はただお金を貯めるだけではなく、親の身に万が一何かがあった場合の子供の支えにもなるでしょう。
それでは一体どういった保険なのか、説明していきます。

「学資保険」の基本

学資保険とは契約時に決めた保険料を毎月払って積み立てていき、子供が一定の年齢になると「満期金」や「祝い金」として給付金を受け取ることが可能です。
そのほかにも「貯蓄型」と「保障型」の2種類に分かれているのも特徴のひとつです。
「貯蓄型」はその名の通りお金を貯めることに特化しています。
受け取れる満期金は支払った保険料よりも高くなるため、しっかりと教育資金を貯蓄することができます。
一方で「保障型」は親に万が一のことがあった場合にはそれ以降の保険料の支払いが免除になり、満期金や死亡保険金を受け取ることができます。
その一方で保障の分だけ保険料が上乗せされるため満期金は支払った額よりも少なくなります。
また、支払っている保険料は「生命保険料控除」の対象となるため、節税にもつながります。

学資保険に必要な三者とは?

契約する際には「契約者」と「被保険者」、そして「受取人」の三者を決めなければなりません。

まず「契約者」とは、保険料を支払うことになる名義人です。
主に両親のどちらかが契約者となるケースが多いですが、場合によっては祖父母や三親等内の親族が契約者となることも可能です。毎月払い込みをしなければいけないため、基本的には大人が契約者となります。

次に「被保険者」です。
教育資金を貯蓄するための保険ですので、対象は子供になります。

そして「受取人」とは、保険金を受け取ることができる人です。
世間一般では契約者と同じく両親のどちらかが受取人になることが多いですが、必ずしも両親である必要はありません。
祖父母や子供を受取人として設定することも可能です。
また、子供が進学する節目に「祝い金」として受け取ったり、満期時期を子供の18歳の誕生日に設定したりなど、受け取り方はさまざまです。

まとめ

お金を貯めることはそう簡単なことではありません。
ですが、保険を利用してコツコツと積み立てていくことで子供の将来が安定するだけではなく、育てていく人々の支えにもなるのです。
子供や契約者の年齢が保険料に関係してくる場合もありますので、なるべく早めに加入することをおすすめします。
気になることや分からないことがあれば専門家に相談して、それぞれの家庭に合ったプランを選択しましょう。

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