学資保険の目的と利点

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はじめに

現在、大学へ進学する人の割合は50%をオーバーするようになっています。
つまり、半分以上の人は大学へ行く時代になってきたというわけです。
ところが、子供を大学まで進学させるとなると、親のほうには少し頭の痛い問題があります。
それは学費のこと。
子供を大学に進学させるためには、それなりのお金がかかるわけですね。
しかし、このような子供の学費に備えるための手段もあります。
その代表格と言えばやはり学資保険でしょう。
今回は、その目的や利点などについて紹介します。

目的

近年、教育の無償化が進んでおり、義務教育をはじめとして高校生くらいまではその流れができあがってきています。
しかし、これが大学となると、まだ十分に制度が整備されてきているとは言えない状況です。
子供を大学に進学させるには、まだまだかなりのお金が必要になることが多いのです。

もちろん、それだけのお金を短期間で用意できるという家庭はまれです。
ほとんどのケースでは、子供が小さいころから少しずつ準備をしていくということになるでしょう。
その準備のための手段としてポピュラーな存在が学資保険というわけです。
つまり、この保険の主たる目的は子供の教育資金を用意することです。

利点

ところで、子供が小さなころから少しずつお金を貯めていくということであれば、積立式の貯金でもいいはずですよね?
それなのになぜ、わざわざ学資保険を利用する人が多いのでしょうか?
それはさまざまな利点があるからです。

はじめに挙げられるのは生命保険的な性質があるということ。
積立貯金の場合、子供が大きくなるまでの間に、親が亡くなったり重い障害状態になってしまったりすると、続けていくことが難しくなってしまいます。
一方、学資保険であれば、そのような場合は、その後の払い込みをする必要がなくなります。
しかも時期がくれば学費のためのお金はきちんと支払われます。

二つ目の利点は利息が付くということ。
以前に比べれば、その率(返戻率)は低くなっているとは言え、銀行などの利息に比べれば多少は有利な数字が期待できることも多いのです。

三つ目の利点は解約がしにくいということ。
途中で解約をすると元本割れの可能性が高くなります。
一見すると、このことはデメリットのように思えるかもしれません。
しかし、これが途中解約への抑止力として働き、子供のためのお金を貯め続けられる可能性が高くなるというわけです。
貯金の場合は、一般的には元本割れすることがないのでこのような抑止力が働きにくく、自分次第で何とでもできてしまう点がデメリットと言えるでしょう。

最後に

学資保険を選ぶときには保険のプロに相談しながら検討されることをおすすめします。
そうすることで、無理せずに続けられ、自分にも子供にもピッタリの学資保険が見つかるはずです。

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