医療保険も控除の対象?気になる年末調整対象保険について

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【はじめに】
医療保険は生命保険控除の中の「介護医療保険料控除」に分類され年末調整などで控除の対象となります。

今回そんな医療保険の控除についてお伝えしていきたいと思います。

【そもそも生命保険料控除って何?】

生命保険料控除は、個人所得から生命保険の保険料を税金の対象額から差し引いてくれるというシステムです。
1年間で支払った保険料によって生命保険料控除額は変わります。

【生命保険料控除は3種類!】

・介護保険料控除
支払った医療費によって保険金が支払われたり、疾病や体の障害に対して保険金が支払われる保険が対象になります。

・一般保険料控除
一般的な生命保険が対象で、契約者の死亡したことによってお金が支払われる保険です。
民間の保険会社の生命保険やJAといった農協の生命共済の保険が適用となります。

・個人年金保険料控除
個人年金保険料控除とは、個人年金保険の加入者が税金を安くできる制度で、すべての個人年金保険が対象になるわけではなく下記の条件が存在します。

・年金の受取人が本人もしくは配偶者
・年金の支払いを受けるまでに10年以上定期的に支払いがある契約
・年金受取人が60歳になってから支払われる10年以上もしくは終身の年金である(重度の障害によって支払いが開始する場合も含む)

上記の条件に当てはまる方が個人年金保険料控除の対象となります。

【保険料控除を受けるための手続き】

・確定申告
自営業者の場合、確定申告時に生命保険料控除対象額を記入し、控除証明書をのりで貼り付け、提出します。

・年末調整
給与所得者の場合、勤め先の提出期限である12月の給料日よりは前までに、保険料控除に保険会社から送られてきた控除証明書も併せて提出となります。給与天引きなどで払っているような場合は、控除証明書がいらない場合もあるため、職場に確認して提出しましょう。

【年間払い込み保険料について】

・前納払い
最初に何年か分をまとめて保険会社に払う方法です。
この場合は、払った額ではなく、その年に相当する分が年間払込保険料となります。自分の財布から出ていくため、一時払いと同じ扱いとなりますが、次年度以降の保険料を保険会社に預けることになっているので、扱いが異なります。

・月払い・半年払い・年払い
年間で払った保険料の合計が年間払込保険料となります。

・一時払い
保険料を一度に一括で払うことで、払った年だけ保険料控除の対象となります。

【まとめ】

いかがでしたか?
今回、医療保険の控除についてまとめてみました。
年末調整などで医療保険の控除を行う際には、この記事を参考にしていただければ幸いです。

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