- 2022-6-25
- 医療保険
医療保険を解約するタイミングには、ライフステージの変化や収入が下がった時が挙げられます。しかし、解約する際に注意点を知らず、すぐ解約しては後から悔やんでしまう可能性もあるでしょう。今回は、お役立ち情報として医療保険の解約についてみていきます。
主契約を解約し、特約だけを残すことは出来ない
医療保険の基本となる契約である、手術給付金や入院給付金の内容を解約し、特約で付けている部分のみの保障を継続することはできません。特約とは、基本となる契約に付随する補償です。そのため、主契約を解約すると特約も一緒に解約されます。逆に、特約のみの保障を解約することは可能です。
新しく医療保険に入る際は、現在の年齢で計算されます
今入っている保険を解約し、また再度、同じ内容で保険に加入を試みても保険料は上がります。それは、加入時期の年齢が上がる為です。一度解約した保険は、元には戻りませんので気を付けましょう。
例えば、年齢以外の理由でも困るケースはあります。それは、現在の健康状態をみて加入の有無が判断されるため、加入時に条件が付く場合や、もしくは加入自体ができない事もありえるのです。
解約による保障の空白期間に注意
解約をすると契約した保障はなくなります。そのため、新しい医療保険を見つけるまでの間は、公的医療保険しか適用されないので気を付けましょう。その空白期間の間に、怪我や病気で手術や入院となった場合、サポートが手薄になります。
それらを防ぐためには、解約する前に新しい医療保険の候補を複数箇所見つけておくと良いでしょう。さらに、賢明な判断は新しい医療保険の保障が開始されるまで、今までの保険を契約しておくとさらに安心です。 二重に保険料を支払う事になりますが、空白期間に保障が使えないリスクを回避できます。
給付金の請求漏れに注意
結論から申し上げますと、給付金の請求期限は権利を利用できるときから3年間です。ですが、保険会社によってはお手続きに必要な書類があれば請求できるケースもありますので、一度問い合わせをしてみましょう。
解約すると違約金はあるのか?
医療保険は原則いつでも解約できますし、ペナルティはありません。しかし、解約返戻金がある保険の場合、解約する時期によって金額が少額や、受け取れないケースもあります。
最後に
保険を解約する理由は「新しい医療保険に変えたい」、「保険料の負担」、「保障内容が合わない」など様々です。
ただし、一度解約してしまうと契約内容は同じ内容で復活させることはできません。そのため、ライフスタイルに合わせた必要な保障やリスクをよく考え、現在加入している医療保険の内容と、新しく入る予定の医療保険を比較し、見直しを判断する事が大切です。