ケアプランは、医療保険で訪問看護を受ける場合にも必要なのか?

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あなたは、訪問看護という言葉を聞いたことがありますか?近年、「重い障害や病気があっても自宅で生活したい」、「最期まで自分の家で過ごしたい」と考えられる方が多くなってきています。そのような思いを持つ方々を支えるサービスが、訪問看護です。利用にあたっては、介護保険が適用されるケースと健康保険などの公的な医療保険が適用されるケースとがあります。前者の場合、ケアプランというものを作成してもらわなければなりません。しかし、医療保険で訪問看護を利用する場合にはケアプランは必要ありません。今回は、そんなケアプランの必要性について訪問看護を利用する場合の流れと共にご紹介します。

 

目次

1.訪問看護とケアプランについて

2.訪問看護利用の流れを知ろう

3.まとめ

 

1.訪問看護とケアプランについて

訪問看護とは、看護師や理学療法士などの医療従事者が患者さんの自宅を訪れてその人の状態に応じたケアを行うことです。訪問看護を介護保険の適用で利用することができるのは、65歳以上で要介護の認定を受けた方です。一方、医療保険では年齢の規定はなく、何歳でも医師が必要と判断すれば利用が可能です。

なお、介護保険の適用により訪問看護のようなサービスを利用する場合には、要介護や要支援の程度に合わせてどのようなサービスをどの程度受けるのかを定めた計画を作成してもらわなければなりません。この計画のことを、ケアプランと呼びます。これは、指定居宅介護支援事業者に所属しているケアマネージャーが利用者の依頼を受けて作成します。

繰り返しになりますが、介護保険の適用により訪問看護を受ける場合にはこのケアプランが必要になりますが、医療保険で利用する場合には必要ありません。

 

2.訪問看護利用の流れを知ろう

実際に訪問看護を利用する場合の流れについてご紹介します。

 

<医療保険の場合>

医療機関や訪問看護ステーションに利用を相談

医師に、訪問看護指示書を発行してもらう

利用を希望する医療機関や訪問看護ステーションと契約を結ぶ

 

<介護保険の場合>

市町村の窓口や地域包括支援センターなどで要介護認定の申請を行う

認定調査委員による聞き取り調査を受ける

要介護の認定を受ける

ケアプランを作成してもらう

医師に、訪問看護指示書を発行してもらう

利用を希望する医療機関や訪問看護ステーションと契約を結ぶ

 

3.まとめ

今回は、ケアプランの必要性について訪問看護を利用する場合の流れと共にご説明しました。ケアプランは、指定居宅介護支援事業者に所属しているケアマネージャーが利用者の依頼を受けて作成することがわかりました。また、このケアプランは、介護保険の適用により訪問看護を受ける場合には必要ですが、医療保険で利用する場合には必要ないこともわかりました。実際に訪問看護を利用するときには、ぜひこの記事を参考にしてみて下さい。

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