医療保険未加入の期間に病気になったらどうなるの?

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日本国民は、皆何らかの医療保険に加入することが義務付けられています。その中の1つに、公的医療保険というものがあります。この公的医療保険によって、私達は日々の医療費についてある程度カバーできるようになっています。しかし、病気や事故に遭った場合、治療が長引いて治療費や入院費が多くかかってしまいます。そんなときに備えて、医療保険に加入する人も多いです。そこで今回は、医療保険未加入のリスクについてご紹介します。

 

目次

1.公的医療保険で補償される範囲

2.医療保険未加入のリスクとは

3.まとめ

 

1.公的医療保険で補償される範囲

先進国の中でも、日本の公的医療保険は特に充実していると言われています。年齢や収入によって私たちの自己負担割合が決まっていて、医療機関の窓口で自己負担額を支払うことで公平に医療を受けることができるのです。また、日本には高額療養費制度というものが存在します。この制度は、1ヶ月間の医療費が一定額を超えた場合、それ以上は支払わなくても済むという制度です。具体的には、所得区分が一般の人の場合、ひと月の医療費が100万円かかったとしてもこの制度を利用することで自己負担額は9万円程度で済むことになります。この制度は大変助かりますよね。注意点としては、差額のベッド代や食事代、先進医療費などは対象にならないということです。気をつけましょう。

 

2.医療保険未加入のリスクとは

全てを公的医療保険で賄うことは難しいです。特に、ガンや心筋梗塞などを患った場合、治療が長引いて入院期間も長くなります。退院をしても、抗がん剤治療を受ける場合には数百万円かかることもあり、それなりの貯蓄が必要になります。貯蓄がある家庭であっても、住宅ローンの返済や子供の教育費などの支払いにより、治療費の負担が家計に重くのしかかることは間違いないでしょう。また、公的医療保険の高額療養費制度を利用したとしても、毎月8~9万円は支払い続けるため、大きな負担となります。このような場合、入院日額いくらという給付金が出る保険や通院給付金、手術給付金等に加入していればある程度の補償がされるため、個人の財産が大きく減るリスクはなくなります。

 

3.まとめ

今回は、医療保険未加入のリスクについてご説明しました。医療保険は、公的医療保険での不足部分や、万が一に対する備えになります。医療保険に未加入の場合は、治療費や入院費を貯蓄から捻出することになるため、そのリスクを十分に考えておくことが大切です。

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