ペースメーカーユーザーが入れる医療保険はあるのか?

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【はじめに】
ペースメーカーは、心臓の働きが弱り、鼓動を一定に保つことができなくなった場合に使用する医療機器です。
ときどき「ペースメーカーを使っていると医療保険に加入できない」という話を聞くことがありますが、本当なのでしょうか。
今回はペースメーカーと医療保険についてまとめます。

【ペースメーカーと医療保険】

1.ペースメーカーとは
ペースメーカーは、心臓の鼓動のリズムを一定に保つための機械です。心臓の心室・心房を監視し、心臓の拍動数が一定数以下になると電気刺激を与えて鼓動をもとの速さに戻します。主に、病気により心臓から全身に血液を送る働きが弱っている人に対して使用されます。
こうした役割からもわかる通り、ペースメーカーはすでに心臓に異常が認められており、医師が必要と判断した場合に埋め込まれるものです。ペースメーカーを使用している人は「通常よりも心臓に異常が出やすい」「心臓・血流の働きが弱いので健康に過ごせる確率は低い」と保険会社から判断されてしまい、医療保険に加入するのは難しくなってしまいます。

2.ペースメーカーを使っていても入れる保険
しかし、ペースメーカーを使っていても加入できる可能性が高い医療保険も少数ながら存在します。
それは 「引受基準緩和型保険」「無選択型保険」と呼ばれる種類の保険です。

(1)引受基準緩和型保険
医療保険の中には、通常よりも健康面での条件が易しい「引受基準緩和型保険」という種類が存在します。
この場合は、すでに何らかの持病や障害があっても入れる確率が高くなります。しかし、職業・年収などの条件は特別緩く設定されている訳ではないため、現在安定した職に就いていない場合などは注意が必要です。また、どの程度健康面での条件が緩和されるのかは各保険会社により異なります。

(2)無選択型保険
告知なしで誰でも加入できる保険です。引受基準緩和型保険に加入できなかった場合はこちらを検討することになります。
「告知なしで入れるなら、初めから無選択型の保険を選べば良いのでは?」と考えるかもしれませんが、加入基準が緩い代わりにデメリットも存在します。
引受基準緩和型保険にも言えることなのですが、もともと持病があったり、健康状態が良好ではない人も入れるということで、保険料は割高になってしまいます。また、受け取れる保険金の上限も低く設定されています。
そもそも保険は加入者が少しずつお金を出し合って困っている人を助けるというシステムなので、もとから健康に問題がある(=通常よりも保険金を受け取る確率が高い)人も入れるようにするには、保険料を多く徴収する必要が出てきてしまうのです。

【最後に】

今回はペースメーカーを使用している人でも入れる可能性が高い保険についてまとめました。
保険商品も様々なものが販売されており、中には「持病があっても入れます!」などと大々的に宣伝している商品も存在します。
しかし、こうした保険は保障の割に保険料が高いという特徴もあるので、今の自分にとって本当に必要なのか、公的な医療制度や福祉制度で補えないかを調べたうえで検討しましょう。

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