学資保険の繰り上げ返済はお得?住宅ローンと重なった場合の対策

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子供が生まれてから学資保険に加入する人は少なくありません。しかし、その後住宅を購入し住宅ローンや、そのほかのローンと重なる世帯も多くさらに子供が大きくなるにつれて塾通いや、習い事などの支出が増えるため家計は圧迫されます。少しでもお金に余裕のある時期に繰り上げ返済をしておくと家計も楽になるのではないでしょうか?学資保険の繰り上げ返済や、住宅ローンなどと重なった場合の対策をみてみましょう。

【学資保険の繰り上げ返済】

学資保険は、加入してから満期時までの十数年間保険料を払い続けるため、家計にとっても大きな負担になります。子供の教育費がかかる時期や、住宅ローンの支払いなどが重なる前に、早めに繰り上げ返済をしておくと家計にとっても助かるのは言うまでもありません。

学資保険の繰り上げ返済とは、保険料を月払い、半年払い、年払いにしている人が祖父母の遺産が入ったため全納したり、コツコツとボーナスを貯めて残りの保険料をすべて全納するというものです。
今、銀行にお金を預けていても利子はほとんどつきませんので、保険料を前納して家計の負担を軽くするのは大変有効な対策と言えます。

【住宅ローンもある場合どちらを優先すべき?】

学資保険に加え住宅ローンの支払いもある場合、学資保険と住宅ローンのどちらを優先して繰り上げるのがよいのか、悩む人も多いのではないでしょうか?
住宅ローンは、金額が大きいため当初は毎月の返済額のうち利子部分がほとんどを占めています。借入から5年以内に繰り上げ返済をする場合は金利の支払いを減らすことができるのでおすすめです。ただし、住宅ローン控除を受けている人は優遇措置がある10年間は避け、それ以降に繰り上げ返済をするという考えもあります。

しかし、気を付けなければいけないのが住宅ローンを繰り上げてしまったばかりに子供の進学や進級時に必要なお金が用意できない、となることです。このようなことになって教育ローンを借りる場合は住宅ローンの金利よりも高いため注意が必要です。
学資保険と、住宅ローンどちらを優先して返済するのかは各家庭の貯蓄や、年収などにもよりますがリスクの少ない学資保険を先に繰り上げ返済する方が無難と言えるでしょう。

【まとめ】

子供が小さいうちは貯め時とも言われますので、お金に余裕があるうちに学資保険の繰り上げ返済を無理のない範囲でしていきましょう。
繰り上げ返済は、計画的にそして余裕を持って行わないと後に奨学金や教育ローンを組むことになりかねません。
このようなことにならないためにも各家庭でいつ、どのタイミングでお金が必要になるのかシミュレーションを立てておく必要があります。

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