- 2019-6-18
- 学資
はじめに
お子さんが生まれるととてもうれしくて、その成長も楽しみですよね?
学資保険はそんなお子さんの成長とともに必要となる、教育資金を積み立てる貯蓄型の生命保険です。
具体的内は、進学の時期など必要なときに「祝金」や「満期保険金」を受け取ることができるので、お子さんの高校・大学進学などに「まとまったお金」が必要となるときのために、備えることができます。
学資保険の祝金の受け取りや満期の設定については、保険商品によってさまざまかと思いますが、いつどのように保険金を受け取るかの見極めが重要となります。
この記事では、お子さんの教育資金として備える「学資保険の満期の設定」について、ご紹介していきたいと思います。
なぜ保険で教育資金を備えるのか?
お子さんのための教育資金の備えであれば、銀行で貯蓄するという方法も考えられます。
しかし、あえて保険で備える理由としては「学資保険に生命保険のような機能、親(保険契約者)がなんらかの理由で亡くなられたときに保険金を受け取れるから」「プランによっては保障は継続されるが保険料の支払いが免除になる」といったものがあります。
子どもの教育資金は全体でいくら?
お子さんのための教育資金を備えるために、まず教育資金に相場を把握しておきましょう。その上で月々の保険料の設定し「いつから保険の契約を開始し、いつまで積み立てるのか?」といった設定や「満期日」の設定や受取り方法など、ご家族のライフプランを考えて検討していくことがおすすめです。
それでは全国的な統計から教育にかかる資金について見ていきましょう。
文部科学省が公表している「平成28年度子どもの学習費調査」によりますと、幼稚園から高校まで公立に通った場合およそ540万円、同じく幼稚園から高校までを私立に通った場合は、おおよそ1,770万円となります。
さらに国公立大学に必要となる費用としては、入学に必要な全費用として約70万円、4年間通った場合の在学費用が約430万円となります。私立大学では、入学にかかる諸費用がおよそ87万円、4年間の在学にかかる費用はおよそ720万円となります。
基本的な学資保険の満期時期
お子さんの教育に必要な費用の備えとなる学資保険は、保険商品ごとで満期が設定されていますが、保険契約者の希望に合わせて満期の時期を選択することが可能です。基本的な満期の時期は、高校卒業前の17歳、高校卒業の18歳、大学卒業の前の21歳、大学卒業の22歳です。
ちなみに学資保険を選ばれる方の多くは、お子さんの進学前(まとまったお金が必要となる時期)に満期を選択されるようです。
まとめ
学資保険には「満期日」が設定されています。
気を付けてもらいたいのが、18歳の満期を設定した場合、お子さんが18歳の誕生日に満期保険金がもらえるわけではない点。実際には、学資保険を契約した日がポイントとなります。
例えば保険契約日が7月20日であれば、お子さんが18歳になる年の7月19日(契約日の前日)が、契約満了日となり、その日に満期保険料が支払われることになります。
生命保険の要素も兼ね備えた学資保険は、お子さんが安心して進学できる大きな助けとなります。さまざまな保険プランの中から、最もニーズに合ったプランを検討されることをおすすめします。