将来が不安?医療保険の加入率と男女の入院給付日額の平均は

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日本は先進国の中でも保険に加入している人が多く、保険大国と呼ばれています。実際に医療保険に加入している人はどれくらいいるのか、また加入者の男女の入院給付日額の平均などを見て、保険に加入する際の参考にしましょう。

【保険の加入率は?】
特約を含む医療保険に加入している人は、平成16年69%、平成19年71%、平成22年72%、平成25年74%となっています。このように、民間の生命保険や郵便局、共済保険などで扱っている生命保険のうち疾病入院給付金が支払われる生命保険に加入している人は、年々増加傾向にあることがわかります。
医療保険の加入率が高くなる要因として、病気になった場合に治療費の負担が心配、病気や怪我で働けなくなった場合の収入減が心配、自分が死亡した場合に遺された家族の生活を支える為、老後の資金、介護費用を補う為などの声が多く聞かれます。

【男女の希望平均入院給付金】
入院をした場合に、希望する入院給付金についてもみてみましょう。男性は、最も多い割合が1万円~15,000円を希望する人で全体の46%となっており、次に多い割合となっているのが15,000円以上を希望する人で全体の21%となっています。
女性の場合も同様に最も多い割合となっているのが1万円~15,000円を希望する人で全体の52%となっており、次に多い割合となっているのが、15,000円以上を希望する人が全体の15%となっています。

【医療保険に加入して損のない人】
医療保険の必要性は、賛否両論あります。例えば、加入の必要がないと考える人の多くは公的医療保険が充実している、病気や怪我での収入減には会社の社会保険制度から傷病手当金が支給されるからと考えているのです。
私達が支払う保険料の中には、保険会社の運営費や手数料なども含まれているため、保険料の支払い総額と給付金を考えると全体的に見て損をする人が多いというのが実状です。
しかし、一方で医療保険に加入しておくと恩恵を受けられる人もいます。それは、現在医療費として使える貯蓄がない人や、計画的に貯蓄ができない人、先進医療や、差額のベッド代などの保険外診療にも対応したい人などです。
対して、貯蓄が十分にある人、老後の資金を貯められる人、急な出費にも対応できる人、会社員や公務員の方で福利厚生が充実している人、社会保険制度が手厚い人などは保険の必要性は低いと言えるでしょう。
医療保険への加入を考える場合、全体的な加入率よりも自身にとって必要であるかどうかが重要で、これらの不安要素に対して、貯蓄で対応できる人や加入している公的保険で対応できる人は保険の必要性は低いと言えます。

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