盲腸炎で入院手術したときの公的と民間医療保険の適用

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はじめに

外科的疾患で最も緊急の手術を必要とする疾患に「急性虫垂炎(盲腸炎)」があります。
盲腸炎は、虫垂が何らかの原因によって細菌に感染し、激しい痛みを伴う炎症を起こしてしまう病気です。
この記事では、盲腸になったときの、手術や入院にかかる費用や、医療保険を使った場合の補償などについて、ご紹介していきたいと思います。

盲腸炎に必要な入院期間と手術費用について

あるデータによりますと、盲腸での入院にかかる日数は2~10日ほどで、外科手術を行った場合の費用はおおよそ100,000~300,000円ほど。
さらにこれ以外にも、入院に必要な雑費(食費、洗面道具などの生活用具など入院にかかる費用)や、病院への交通費、差額ベッド代などは含まれていません。

入院したときは実際どれくらいの費用がかかるのか?

前項で、盲腸の手術費用について簡単にご紹介しましたが、具体的に入院したときは、どんな費用がかかるのでしょうか?
項目を挙げて見てみましょう。
一般的に入院でかかる費用には、まず治療費があります。
これには、薬代や注射・点滴代、病気の特定、治療の効果などの判断を行う検査代も含まれます。
次に入院基本料があります。これは、入院したときにかかる費用で、医師の診察やナースの看護費用、入院室料や寝具代などを含めた費用を指します。さらに入院時の食費は、入院費用と分けて計算されます。
以上が病院側から請求される通常の入院費用です。
さらにプラスアルファとして、個室を希望したときは、差額ベッド代が発生しますので、追加の請求となります。

公的医療保険でカバーできる範囲とは?

入院や手術・通院などで医療機関にかかる場合、公的医療保険が適用されます。
入院にかかる治療費は、外来治療と同じく自己負担額の1割から3割で、差額を健康保険で負担します。
また入院費用・食費・室料も公的医療保険の適用となり、治療費が高額になったときは、高額療養費制度によって治療費を軽減することができます。
また、公的医療保険が適用されない差額ベッド代や、生活必需品・交通費などの諸費用は、すべて自己負担となります。

民間の医療保険でサポート

前項までは、盲腸の入院・手術のときの費用や、公的医療保険の適用についてお伝えしてきましたが、ここからは公的医療保険をサポートする、民間医療保険の選び方についてご紹介します。

盲腸の入院・手術に対して医療保険を選ぶ場合は、がん保険などの特化型ではなく、あらゆる疾患に対応できる一般的な医療保険を選びましょう。
また民間医療保険の入院日額は、5,000円のタイプと10,000円のタイプが主流です。

仮に入院日額5,000円のタイプを選んだとしても、10日間の入院で50,000円の給付が得られる可能性があります。公的医療保険をフルに活用したとすれば、そのカバーとしては十分でしょう。
ただし、差額ベッド代など公的医療保険の適用とならない費用もありますので、その部分のカバーもお考えでしたら、入院日額10,000円のタイプがおすすめです。
さらに手術給付金については、手術の種類に関わらず一定の給付金が得られる「倍率一律タイプ」と、手術の種類によって給付金が変わる「倍率変動タイプ」があります。盲腸の手術であれば、一定の手術給付金が得られる「倍率一定型」がおすすめです。

民間の医療保険は、ご自身で必要に応じて備えることができます。
突然の入院や手術に対しても、備えておくことで「安心」を得ることができます。さまざまな保険商品から、ご自身のニーズに合ったより良い医療保険をお選びください。

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