医療保険に未加入の場合のデメリットは?入院費や治療費の負担

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日本には、国民皆保険制度があり国民は皆公的医療保険に加入する事が義務付けられています。
しかし、この公的医療保険だけで医療費を補償する事は場合によっては、不安な場合があります。このようなリスクに対して、多くの人が民間の医療保険に加入しています。
しかし、必要性を感じていない人や、経済的理由で加入できない人など約2割の人は医療保険に加入していません。
この場合の入院費や、治療費の負担などを見てみましょう。

【公的医療保険】
公的医療保険では、私達はそれぞれ年齢や収入によって自己負担割合が決められています。病院で治療を受けた場合、この自己負担割合に応じた治療費を病院の窓口で支払います。また、入院やガンの治療などで医療費が高額になった場合は高額療養費制度というものがあります。これは、ひと月の医療費が一定額以上になった場合、健康保険などから支払った医療費の払い戻しがされる制度です。
更に経済的な理由から、公平な治療を受ける事ができない人の為に医療費の8割程度を無利子で貸し付ける制度もあります。
しかし、すべての医療に対して公的医療保険で賄う事はできません。

【医療保険に加入するメリット】
公的医療保険で、支払いの対象にならないものがあるからです。例えば、ガンなどの治療で先進医療を希望する場合公的医療保険は対象になりませんので、すべて自費で支払うようになります。
また、民間治療に関しても公的医療保険の対象外になります。さらに、脳梗塞や、ガン治療などは入院期間も長くなり公的医療保険で高額療養費制度を利用しても家計における経済的負担は大きくなります。
先進医療を受けたい、病気になった場合少しでも治療の選択肢を広げたい、病気になった場合の家計の負担を少なくしたいという人は公的医療保険に加え、民間の医療保険にも加入しておくと安心でしょう。

【医療保険に加入するデメリット】
医療保険に加入するデメリットは、やはり保険料の負担があるでしょう。保険は、相互扶助の仕組みからなっており、保険期間に保障内容にあたる治療等を受けなかった場合は使う事のない人もいるでしょう。
保険はお守りと考え、現在経済的に余裕のない人や、万が一に対する補償を貯蓄で賄える人は保険に加入するメリットは少ないでしょう。

【まとめ】
公的医療保険では保障される範囲や、給付金も限られています。それに対して民間の医療保険では、補償内容も必要なものを自分で選ぶ事ができます。
特に入院が長期になった場合は、民間の医療保険に一つ入っていると安心でしょう。
医療保険に加入するメリットとデメリットをしっかりと考え、自分にとって必要な場合は加入を検討しましょう。

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