学資保険は元金割れするリスクがある?学資保険の正しい選び方

5aa729602fd4677f315c6edf4bfaeeca_s

将来の教育費として子供が生まれたら学資保険に加入する人は少なくありません。しかし、学資保険に加入する際には支払った額よりも受取り額が少なくなる「元金割れ」をするリスクがあることを知っておく必要があります。学資保険の元金割れや正しい保険の選び方をみてみましょう。

【学資保険の元本割れ】

学資保険の大きな魅力は、子供の将来に向けて確実に教育費を貯めることができる点と、親の死亡保障が付く点です。もしも、契約者である親が亡くなった場合には約束されていた満期金は全額貰え、その後の保険料の支払いも不要になります。
このように多くのメリットがある学資保険ですが、中には元金割れをする商品もありますので注意が必要です。
元金割れをしている学資保険というのは、返戻率が100%未満になっているものを言います。しかし元金割れをしているからと言って一概に悪い保険とは言い切れず、保険としての機能が充実していたり、医療保障が付加されている学資保険などでは元金割れする保険が多くあるのです。

【返戻率上げるためには】

学資保険の返戻率をアップさせるためには、下記のような方法があります。
・無駄な特約を解約する
学資保険の特約として付加することができる子供の医療保障ですが、医療保障は各自治体で助成が受けられたり、医療保険で備えているため解約して保険料を安くしましょう。保険料が安くなれば返戻率も上がります。
・保険料の払込期間を短くする
保険料を全納、または短期払いにすることで返戻率を上げることができます。

【学資保険の選び方】

これから学資保険に加入しようと思っている人は、どのように保険を選べばよいのでしょうか?子供の教育費を貯めるためだけでしたら学資保険にこだわる必要はなく、投資や銀行の積立預金など他にも優れた商品はたくさんあります。
学資保険を選ぶのは、「契約者が死亡しても確実に学資金が受取れる」からでしょう。しかし、注意しなくてはならないのは、子供の教育費全てを学資保険で備えると元本割れをするリスクもあるため教育費の半分は学資保険で、残り半分は積立で用意するのがおすすめです。

【まとめ】

学資保険は契約内容や保険料の払い方によっては元本割れをするものもあります。これから学資保険の契約をする人は、元本割れをするリスクもあることを視野にいれてすべてを保険で備えるのではなく、リスク分散のためにも別に積立や資産運用をすることも考えておきましょう。

関連記事

ページ上部へ戻る