医療保険の保険金・給付金のもらい方

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はじめに

多くの方が自分のため、あるいは家族のために医療保険に加入していると思います。
医療保険の加入を決めるときは、月々無理のない料金設定や必要な保障なども決めて万が一に備えます。しかし、いざ保険金や給付金を請求するとなると意外と慌ててしまいそうですよね?
ただ実際の医療保険の保険金や給付金の請求手続きは、それほど難しいものではありません。ですが、前もって頭に入れておくと安心かと思います。
そこで、この記事では民間医療保険の保険金や給付金のもらい方(請求方法)について、ご紹介していきたいと思います。

請求の手順は5つ

それでは、最初に保険請求の手順から見ていきましょう。
保険金を請求する5つステップは、まず保険会社に連絡、それから医師の診断書を準備します。
その後、保険会社から届いた所定の書類に必要事項を記入し、返送します。
保険会社では届いた書類をもとに審査を行い、支給決定後に給付金を受け取る手順となります。
以下でさらに詳しく見ていきましょう。

保険会社への連絡

基本的に入院や手術の給付金は請求金額が決まってからの請求となりますが、入院や手術が決まった段階で保険会社へ連絡しましょう。そうすることで手続きがスムーズに進みます。
連絡は保険の営業担当者を介する方法やコールセンターを利用する方法などがあります。

※入院給付金は、入院中に請求することも可能で入院が長引く場合でも大丈夫です。
ただしそのたびに診断書が必要です。

診断書の準備

保険会社から送付される必要書類の中に所定の診断書が含まれています。
担当医師へは、この書類に診断内容の記載を依頼します。
ひとつ注意しておきたいのが、診断書には作成のための料金がかかるという点です。
たとえば、3社の保険会社へ請求を掛ける場合、それぞれに作成料が必要です。
ただし、保険会社によっては他の保険会社のコピーを使えるケースもありますので、この点も確認しておきましょう。

書類記入と返送

基本的には、保険会社から保険金請求のための書類が送られてきたら必要事項を記載し、診断書を添えて保険会社へ返送します。
しかし、もし手術なしで入院のみという場合は、「簡易請求」という病院からの請求書のみで請求をする方法もあります。この場合は、退院後の請求となります。

書類がすみやかに保険会社へ提出されたら、次は保険会社側での審査に入ります。
医師の診断書があるので、通常はそれほど時間はかかりません。
しかし、診断書の内容で関係機関への調査や事故の場合の調査が必要なケースもあります。

まとめ

同じような内容の医療保険であっても各社で保障内容は異なり、それぞれの契約内容によって対象となるケースや受け取れる保険金も変わってきます。
契約内容は、契約成立時に渡される「設計書(契約概要)」や「保険証券」に詳しく記されていますが、書面だけではなかなか分かりにくい部分もあります。
保険金がもらえるかどうか自己判断に頼らずに、保険の営業スタッフや保険会社の窓口に確認し、適切に請求しましょう。
せっかく月々がんばって保険料を支払っているわけですから、自己判断で損をするということが決してないように気をつけましょう。

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