医療保険の約款の内容とチェックポイントについて

94c10f5e0e95bf779508ad5a96a9c330_s

はじめに

医療保険の契約を行うときに手渡される「保険契約の約款」
とても細かい字で、なかなか全部に目を通せない方も多いのでは?
しかし病気やケガで病院を受診したときに、この約定の記載内容によって保険が適用されるかどうかを判断されるとても大切な書類です。
今回は、民間医療保険契約時に手渡される「約款」について、見ていきたいと思います。

民間医療保険契約の約款とは?

約款は約束を取り決めることをいいます。
「運送約款」や「銀行取引約款」、そして今回のテーマでもある「保険契約約款」など、契約を結ぶ多くの企業で定められています。
民間医療保険においての約款は、決められた保険契約の内容を権利や義務・条件について具体的に文書に取りまとめ、金融庁の承認を得た文書をいいます。

この約款には、標準的な内容を記載した「普通保険約款」と、その内容を変更・補充・排除した「特別約款」に分類されます。
また保険契約者にとっては、保険料の支払いについての取決めや、保険会社から支払われる保険金・給付金の条件などが詳細に書かれており、そのまま保険契約に適用されることになります。※契約に時期などによっては、内容が若干異なる場合もあります。

また、約款とともに契約時に渡される書類に「保険契約のしおり」があります。
これは、約款の内容をわかりやすく記載した書類になりますので、内容を確認し大切に保管しておきましょう。

約款と契約のしおりのチェックポイントとは?

なんだか難しそうな約款や契約のしおり。
しかしチェックポイントをわかっていると要点を押さえやすいですよね。
そこで見るべきポイントを4つに分けて紹介します。

月々の保険料の払込み条件をチェック

ここでは医療保険を適切に受けるために必要な月々の保険料の払込み条件や、払込みが遅れてしまったときの猶予期間、また失効条件について確認できます。

保険金や給付金の支払い条件をチェック

どんなときに保険会社から保険金や給付金が支払われるのか?(または支払われないのか)、入院したときの日額や支払期限などがここで確認できます。

告知義務についてチェック

保険契約者は、現在の健康状態や過去の病歴などを、保険会社にそのまま伝える「告知義務」があります。
これを怠ると、せっかく加入した保険が適切に受けられないということもあります。この告知義務の意味合いや違反事項について確認することができます。

保険契約の解約および解約返戻金をチェック

万が一のために加入した保険も、どうしても途中解約しなければいけない事態もあるかもしれません。そのときに必要な手続きや、解約返戻金がある場合の支払われる返戻金の内容等について確認できます。

まとめ

医療保険を契約したときに渡される「約款」は、契約内容を詳細に記した大切な書類です。また「契約のしおり」は、それをさらにわかりやすくした書類です。ポイントを押さえて内容を把握し、大切に保管しておきましょう。

関連記事

ページ上部へ戻る