- 2016-12-13
- 医療保険
私達は万が一に備え生命保険に加入していますが、全体的に見るとどれくらいの割合で生命保険に加入しているのか、また平均的な保障額についてもみてみましょう。
【生命保険加入率】
日本は世界的に見ても保険大国と言われるほど多くの人が保険に加入しています。生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」によると生命保険に加入している人は男性が79%、女性が79.5%になっています。
性別、年齢別に見てみると40代50代が最も多くなり最も加入率の少ないのは20歳代で50%程度となっています。30代では80%程度になっており、これは30代が人生において様々な転換期になる時期であるため多くの人が保険を検討している事がわかります。
【平均保障額】
生命保険文化センターによると生命保険の保障額の平均は女性が944万円、男性は平均して2,043万円になっています。
男性が女性の2倍近い保障額になっているのは共働き世帯が増えたとは言え、やはり男性が一家の大黒柱である事からでしょう。
1年間の支払い保険料は男性が25.4万円で女性が18.5万円になっています。1件あたりの死亡保険金を平均すると266万円となっていますのでこれは保険料を約10年間支払う金額に相当します。
意外と少ないと思われる方も多いでしょうが、それは高額な死亡保障がついている間に亡くなる人は少なく一般的には数百万円の死亡保障金を受け取る事になるケースが多いからでしょう。
また死亡保障は子供の成長と伴に少なくなる事も原因として挙げられます。
【払い込み保険料の推移】
死亡保険金の過去から現在の推移について見てみると平成15年には男性2,300万円、妻が1,070万円でピークだったのですがその後毎年減少傾向にある事がわかります。
これは近年の景気の低迷や給料の減額による保険料の節約などが原因と思われます。
また昔は扶養家族のいない人にまで数千万円もの死亡保障のついた保険を勧めていたことも要因でしょう。
現在は多くの人が保険に関して関心をもち無駄な保障を無くした適切な保障額での保険に加入するようになったことも大きいのではないでしょうか。
【まとめ】
生命保険の加入率は男女ともに多く男性79%、女性79.5%になっています。特に30代になる頃には人生において大きな変化がある場合が多い為保険の見直しや加入にはよい時期でしょう。
保障内容を決める時には大半の人が高額な死亡保障のあるうちに死なない事を理解し生命保険はいざという時の為のお守り程度として考えるようにしましょう。
また自分のライフスタイルや貯蓄の有無、家族構成、子供の年齢などに合った適切なものに加入する事が大切です。