【はじめに】
「将来の仕事に不安を感じる」または「今の仕事のままでいいのだろうか？」と不安を感じる方は多いと思います。そのときどのように解消、解決していけばいいのでしょうか？
それを今回は5W1Hで考えてみたいと思います。

【「不安」の整理】

自分の持つ「不安」。これを具体的に意識しなくては、解決がそもそもできません。
下記のポイントにしぼって考えてみましょう。

・Who=だれが不安に思っていますか
おそらく「自分」ですが、自分以外でも不安を感じている人はいますか？たとえば親や配偶者などです。不安に思っているのが自分だけなのか？
もしかしたらまわりの不安による影響もあなたは受けているかもしれません。

・When=将来とはいつの不安ですか、不安になるのはいつですか
不安な将来とは老後でしょうか。それとも20、30年後、はたまた来年がもう不安ですか？
もしくはより詳しく見ていくと、1日の中で（朝昼晩）、または一週間の中で（週明け、平日、週末、休日）いつごろその不安を感じやすいかを考えてみましょう。

・Where=どこで不安を感じますか
自宅、通勤中、職場など、どこで不安になりやすいですか？
自分の住んでいる地域に不安を感じていますか？（地元は景気が悪いなど）

・What=なにが不安ですか
自宅（家庭）に事情がある、または仕事に事情がありますか？

・Why=なぜ不安ですか
近い将来、親の介護が不安ですか？自分の会社の将来が不安ですか？または、退職まで仕事が続けられるか不安ですか？

・How=どのように不安になりますか
小さいけれど取れない不安ですか、それとも夜も眠れないほど不安になりますか？

【煮詰めたら、解放期間】

不安のもとはできるだけ細かく分析できた方が良いです。そして全て紙に書くかパソコンに書き出します。それが終わったら自分にいいきかせてみましょう。

「今心配してもしょうがないし、なんとかなる！」

そうして何も考えないようにする状態を最低1日キープします。

【関係ないものは消去】

1日がすぎたら、頭の中が整理できていると思います。ここで、不安に思ってもしょうがないことを消去します。
たとえば自分の会社の将来が不安だとしても、倒産が現実味を帯びていない限りは不安に思ってもしょうがないことです。自分がずっとその仕事を続けられるかもそれはだれにもわからないことです。

【大事な不安をキープ】

たとえば本当に会社の経営が危ない。転職準備をしなくてはいけない。あるいは自分が仕事を続行不能になりそうな病気やケガをしている状態である。

こういった直近・重大な不安だけにフォーカスすることです。

すぐ解決する必要はありません。解決できないものもあるかもしれません。
しかし、そのような「不安」を持つことは決してマイナスではありません。
ムダな不安をそぎ落とせば、あなたがその不安に向き合うことはずっと前より簡単になっているはずです。

【まとめ】

全ての不安を人生から取り除くことはできません。不安があるからこそ人は成長できます。
しかし、漠然とした不安は大きくなったり連鎖反応を起こしたり、別の不安が出てくるだけで時間をロスしてしまうどころか、体調にも影響します。
5W1Hで本当に向き合うべき不安だけを残し、前に進みましょう。