- 2020-6-22
- 学資
はじめに
奥さまが妊娠中あるいはまだお子さまがいらっしゃらないご家庭でも、いずれ生まれてくる我が子の将来に備えて学資保険の利用を考えているケースがあるのではないでしょうか。
せっかく利用するのであれば、しっかりと準備の時間をとって様々な商品をじっくりと比較し、少しでもメリットの多い学資保険に加入したいところですよね。
ではその準備、いつから始めればいいのでしょうか?
準備は早めがおすすめ
結論から言ってしまうと、準備は(そして加入も)早めがおすすめ。
理由は以下の通りです。
理由その1~じっくりと吟味する時間があったほうがいい~
すでに何人かお子さまがおられる家庭やお子さまが生まれた家庭が身近にある方はよくご存じかと思いますが、実際に赤ちゃんが生まれると生活はかなり忙しくなります。
その状況でじっくりと学資保険を吟味する余裕を持つのはかなり難しいこと。
ですから、学資保険の準備は妊娠中など複数の商品をじっくりと吟味する時間の取れる間に済ませてしまうのが断然おすすめです。
理由その2~加入も早めがおトクだから準備も早めがいい~
学資保険では「子どもが18歳になったときに200万円を受け取る」というように受け取り時期と額を決めて加入し、積立方式で月々の保険料を支払っていくというのが一般的です。
ここで「18歳になったら200万円」という受け取り方で妊娠中に加入するパターン(0歳から支払い)と、子どもが4歳になってから加入するパターンを比較してみましょう。
利息部分を抜いて考えると単純に計算して0歳からなら216ケ月、4歳からなら168ヶ月で200万円を積み立てることになります。
となると、月々の大まかな負担額は前者が約9200円、後者が約11900円で、早めに加入したほうが月々の負担が少なくて済みます。
さらに、返戻率(簡単に言えば利息の割合)もふつうは保険会社にお金がある期間(保険会社がそのお金を運用できる期間)が長いほど高くなるように設定されます。
ですから、早めに加入したほうが返戻率も高くなりやすいのです。
それに加えて、学資保険では親(契約者)の年齢が高くなると毎月の保険料も上がる傾向があります。
これは、多くの学資保険には払込免除特約(※)が付加されており、いわば生命保険としての性質も兼ね備えているためです。
したがって、親の年齢も若いうち=早めの加入がおトクということになります。
(※ 契約者に万が一のことがあった場合にはその後の保険料支払いを免除する一方で学資金は契約通り支払われる特約)
つまり、加入そのものも早めがおトクなのだから、準備も早めにしたほうがいいということになるわけです。
最後に
今回は、学資保険への加入を考えておられるのであれば加入もそのための準備も早めがいいということをお伝えしました。
なお、返戻率の点から見れば、保険料を月々支払っていくよりもある程度まとめて支払ったほうがおトクです。
どのような商品に加入して、どのような保険料の支払い方をしていくのが一番いいのかについては保険の専門家に相談するのがイチバン。
個々の事情やニーズもふまえた上で的確なアドバイスをしてくれるでしょう。
じっくりと吟味する時間があるうちにまずはプロにご相談を。