- 2021-8-11
- 医療保険
はじめに
もしもの事態に備えるものと言えば保険ですよね。
そんな保険の中でも最近特に注目を集めているのが医療保険。
病気やけがをして病院のお世話になる可能性は誰にでもあるわけですから、入っておくほうが安心と考える方が多いということなのでしょう。
実際に、保険に入っておけば入院や手術をすることになったときにかなり助かります。
ところで、民間の保険会社からは医療保険のほかに介護保険も販売されています。
この両者ですが、併用することはできるのでしょうか?
民間のものなら併用は可能です
この両者の保険ですが、民間のものだけではなく公的なものも存在しています。
医療保険であれば、健康保険や国民健康保険などがそれに該当します。
介護保険は、まさしく介護保険ですね。
ちなみに、公的なものの場合は両者を併用することはできません。
どちらを優先するかもきちんと決められています(介護保険を利用できるケースならそちらが優先)。
では、民間の場合はどうなるのでしょうか?
結論から言えば、併用は可能です。
したがって、どちらともに入っていて、かつどちらからも保障が受けられるようなケースであれば、両方に対して請求をすることができます。
また、公的なものの一方と民間のものの一方、もしくは公的なものの一方と民間のものの両方といった形での併用も可能です。
どちらか一方を選ぶなら?
「民間のものであれば両方を併用することが可能ということなら、両方に入っておいたほうがいいのでは?」と考える方も多いはずです。
実際、そのほうがカバーされる範囲も広くなるので、安心と言えるでしょう。
しかし、両方に入るとなると経済的な負担が大きくなるというデメリットがあります。
日常の生活に支障を出してまで両方に加入するとなれば本末転倒ですから、どちらか一方に絞りたいと考える方も少なくありません。
この場合はどちらを選ぶほうがいいのでしょうか?
この疑問に対する答えは「医療保険」です。
その理由の一つはお世話になる可能性。
入院や手術をすることになる可能性と要介護になる可能性を比べてみると、どちらのほうが可能性が大きいでしょうか?
一般的には前者のほうが大きいですよね。
なので、どちらかを選ぶなら、少しでもお世話になる可能性が大きいものを選んだほうが無難ということです。
また、公的なほうの自己負担を考えてみても、医療費のほうはふつう3割負担なのに対し介護費は1割です。
より負担割合の多いものに対して備えをしておくほうが安心ではないでしょうか。
最後に
場合によっては両方に加入するか、医療保険だけにしておくか、判断が難しいケースもあるかと思います。
そのようなときはぜひ保険の専門家まで相談されることをおすすめします。
専門家の意見も聞いて少しでも納得できる選択肢を選ぶようにしましょう。