- 2022-4-27
- 個人年金・年金
引越しなどで年金を受け取っている銀行が遠くなってしまう事があります。また、県をまたいでの引越しになると、地方銀行を利用している方は不便になってしまいます。年金の受取口座の変更方法、郵送でも受取口座は変更可能なのかを解説します。
年金の受取口座の変更
すでに年金を受給されている方の受取口座の変更方法を解説します。用意して頂くものは、「年金受給者 受取機関変更届」と「金融機関名・支店名・口座名義・口座番号」が確認できる資料の2点となります。変更方法も複雑で大変という訳でもありません。
書類提出から1~2ヶ月ほどで反映されるので、例えば6月に県外への引越しが決まっている方は4月中に口座変更手続きをすると6月には変更が反映されます。そうする事でスムーズに、引越し先の近くで年金を受け取る事ができます。ただし手続きは必ず1~2ヶ月ほどで行われる訳ではないので注意が必要です。
口座変更の4つのステップ
年金の受取口座の変更は、主に4つのステップに分ける事ができます。ステップ毎に必要な手順と書類を箇所書で解説します。ここではすでに年金を受給されている方向けの解説となるので、これから年金を受給される方は次で解説します。
●ステップ1「年金受給者 受取機関変更届」のダウンロード
→「日本年金機構」のウェブサイトから「年金受給者 受取機関変更届」をダウンロード
して印刷します。
●ステップ2「年金受給者 受取機関変更届」の記入
→「年金受給者 受取機関変更届」を記入します。
※記入欄に「基礎年金番号」を入力する欄がありますが、これは年金手帳や年金振込通知所で確認する事ができます。また、マイナンバーでも代用できます。ただし、マイナンバーが確認できる書類を追加で添付する必要があり、手間が増えるのでおすすめはしません。
●ステップ3「金融機関名・支店名・口座名義・口座番号」が確認できる書類を用意
→「金融機関名・支店名・口座名義・口座番号」が確認できる書類を用意して、コピーを印刷します。
※ネット通帳などは紙媒体の通帳を発行しないため、代わりに「キャッシュカード」もしくは「ネット通帳のTOP画面」のコピーが必要となります。
●ステップ4 お近くの「街角の年金相談センター」もしくは「年金事務所」に提出
→上記で用意した「年金受給者 受取機関変更届」と「金融機関名・支店名・口座名義・口座番号」が確認できる書類を、お近くの「街角の年金相談センター」もしくは「年金事務所」に提出します。あとは受理されるのを待ちます。
郵送でも可能なのか
結論から申し上げますと郵送でも可能です。上記で解説した書類を、近くの「年金事務所」または「街角の年金相談センター」に郵送する事で口座変更ができます。ただし、郵送の場合は書類に不備があると返戻される事があり、手続きが長引いてしまう可能性があります。
最後に
年金の受取口座の変更は直接提出することもでき、郵送でも変更を行う事ができます。手続きも複雑ではなく簡単にできますが、変更が開始されるまでに時間を要するので事前に申し込むことをおすすめします。余裕を持って口座変更をする事で手間が少なくなります。