どっちがお得?学資保険と投資信託の利回りとそれぞれのメリット

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子供の将来のために貯蓄してきたお金や、今すぐに使う予定のないお金はそのまま眠らせておくのも少しもったいない気がしますよね?
このような場合は多少のリスクはあっても、リターンが期待できる投資信託を利用したり、学資保険を活用してみると良いでしょう。
両者の利回りや、それぞれのメリットを詳しくみてみましょう。

【学資保険の利回りは?】
子供の教育費を貯める方法としてメジャーなのが学資保険ですが、本当にお得なのか、その利回りは気になるところです。
大手保険会社の学資保険で、子供が0歳から15年間保険料を支払った場合の利回りをみてみましょう。
毎月の保険料は1万円前後で、15歳まで保険料を支払った場合、払込保険料の累計は176万円~181万円程度となり返戻率は108~112%程度となります。15年間で110%だった場合の利回りは、0.66%と計算できます。

【投資信託の利回りは?】
一方で投資信託を行った場合の利回りも同様にみてみましょう。投資信託は種類によって、利回りも異なりますので一概に判断する事はできません。ここでは、将来必ず必要になる子供の教育費という考えのもと、低リスクでかつリターンを見込めるものに限定されます。
投資信託の場合、低いもので約2%前後、高いもので8%以上の利回りが期待できます。原則いつでも買付ができ、解約も自由です。また、通常のNISAは年間120万円まで、ジュニアNISAを活用した場合年間80万円までの投資が非課税となりますので、投資信託をする場合はぜひ活用しましょう。

【それぞれのメリット・デメリット】
では、それぞれのメリット・デメリットをもう一度おさらいしておきましょう。学資保険の場合、投資信託に比べリターンは小さくなりますが、途中解約をしなければ元本割れなどのリスクは少なくなります。
また、生命保険料控除を受ける事ができ、契約者が死亡時には保険料の払込が免除されるメリットがあります。
一方で、保険の流動性がないなどのデメリットもあります。
投資信託の場合は、学資保険に比べリターンは大きいですが銘柄によっては元本割れをするリスクもあります。しかし、種類が豊富で、買付や解約が自由にできるという流動性はあります。

【まとめ】
投資信託にすべきか、学資保険にすべきかは、両者の性質が全く異なるため非常に難しい判断になります。子供の教育費は必要になる時期や金額もある程度決まっていますので、大きなリターンを期待するよりもリスクを最小限に抑えるという考え方が基本となります。
投資信託のリスクをどこまで容認できるかが大きなポイントになるでしょう。

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