- 2022-4-4
- 学資
子供がいるご家庭では学費の備えとして、学資保険に加入される方は多いでしょう。それに伴い、積立開始はいつが多いのか?金額はいくら必要なのか?今回は、その疑問について回答します。
子供の学費はいくらかかる?
必要な保険料を知るためには、まず学費にかかる金額について知る事で解決が出来ます。子供の教育費は、幼稚園から高校、大学まで全て公立で進学すると約1,000万円の費用がかかってきます。
例えば、幼稚園から高校までは公立で約500万かかり、大学は私立の場合は、さらに700万と言われていますので、この場合だとトータル約1,200万円です。
幼稚園から大学まで全て私立で進学すると、約2,300万円が平均的にかかる教育費になる事が文部科学省の調べで分かっています。
教育費で一番高額な出費は大学の入学金!?
大学でかかる学費は、入学する学部によっても多少変動はありますが、公立で約300万円、私立で約500万円が平均してかかってきます。
その中でも一番大きな出費は、入学金です。公立で約70万円、私立で約80万~100万円の入学費用がかかるのです。さらに、入学金は授業料と併せて支払うケースが多く、お子様が私立大学に進学となると200万円近くの学資金が入学時には必要となるでしょう。
そのため、子供の大学進学は多額の出費が伴うため、学資保険に加入しておくと安心というわけです。
いつから貯める?
積立開始時期で最も多いのが、出産してすぐに保険を検討・加入される方が多く「0歳」で加入する方が半数を超えています。そして近年では、妊娠中の加入が可能な商品も増えてきました。
そのメリットは、出産前に契約者に万が一のことが起こっても、その後の保険料を支払う事なく、子供の学資金を準備する事が可能な点です。加入の条件は、妊娠の経過が順調である事で、出産予定日の140日前から契約ができます。
なお万が一死産や流産になった場合は、契約は無効となり、先に支払った保険料は払い戻しとなります。
いくら必要か?
学資保険に支払う月々の金額は、いつ加入したのかによっても変わる為、支払う金額は人それぞれですが、0歳で加入した場合では子供1人あたり月々約1万円が一般的です。
その理由は満期保険金を、大学進学時の費用として200万~250万円で想定する方が多いからです。先述したように教育費で最もかかるのが、一番高額な時期として大学の進学時になります。
一番大きな金額は入学金です。それに加え受験費用・初年度授業料などを、まとめて支払うことになります。
ちなみに令和2年度の日本政策金融公庫の実態調査結果では、大学1年目にかかる教育費が平均247万円でした。この金額を18年間で用意する場合、1ヵ月の貯金額が1万1,435円となります。そのため、月々の学資の支払いは約1万円ずつが一般的となっているのです。
また大学4年間の学費となる200万~400万円程度が一般的ですが、例えば学資保険の保険料として月々1万円を払いながら、それとは別に定期預金などで月々1万円を積み立てていきます。すると
〇学資保険
1万円×12か月×17年=204万円
〇定期預金
1万円×12か月×17年=204万円
合計408万円
このように大学進学時には、目安となる教育資金を準備する事が可能です。
最後に
学資保険はなるべく早めに加入することをお勧めします。その理由は、加入が遅れると毎月の保険料の支払いが高額になるためです。教育費で一番高額になるのが、大学進学時と言われています。それまでに、しっかりとした計画で学費を貯めていきましょう。