学資の積立ては必要なの?いらないの?

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はじめに

お子さん自身の夢を実現させるためには、やはり備えがあると安心ですよね?
お子さんの教育費の備えに特化した学資保険も検討しつつ、さらに備えを増やしておくともっともっと安心感が広がります。
そこでこの記事では、幼稚園から大学までの教育費無償制度を踏まえつつ、つみたてNISAやジュニアNISAについて、見ていきたいと思います。

教育資金をめぐるさまざまな動き

教育資金の準備を始めるまえに、3つの教育資金の無償化制度について確認していきましょう。
まずは幼児教育と保育にかかる教育費を無償化した制度があります。
そして義務教育を終えたあとの高等学校の教育費を無償化した制度が2つ目。
最後に大学で必要となる教育資金の支援制度。
この4月からは、公立だけでなく私立高校の教育費にも適用され、大学の教育資金の無償化にもおよぶなど、教育費をめぐる国の支援が広がってきています。

お子さんの教育資金あなたはどのように備えますか?

上記に挙げた制度もうまく活用しつつも、他に学費への備えをするのが最も良い選択肢なのは言うまでもありません。ではどういったものがあるでしょうか?
「子どもの教育費の備えと言えば学資保険でしょう?」
そんな声が聞こえそうですが、ちょっと待ってください。
最近はマイナス金利の影響で学資保険の返戻率も下がってしまっているという現状が!
そこで別の選択肢として、つみたてNISAとジュニアNISAにも目を向けて見ましょう。

学資保険とNISAを比較

それでは、学資保険とつみたてNISAジュニアNISAを、さまざまな観点から比較してみましょう。

学資保険の場合

学資保険は、契約者が死亡してしまった場合でも保障を受けることができ、それ以降の保険料は免除となります。また安全性は高いものの収益性は低いとされています。さらに途中解約した場合、元本割れする可能性があります。所得税の特別控除の対象で、控除額の範囲内であれば非課税扱いです。

つみたてNISAの場合

20歳から始められる「つみたてNISA」は、収益性・安全性共に中程度とされています。
大きな特徴としては、年間40万円で20年間続けることができ、トータル800万円までが非課税となります。
中途解約はできますが、運用成績次第では元本割れの可能性があります。

ジュニアNISAの場合

0歳から始められるジュニアNISAは、親御さんが運用していくタイプです。
大きな特徴としては、毎年80万円を5年間続けることができ、400万円までが非課税となります。
また利益率は高く安全性は低いという特徴があります。
途中解約は原則ではできませんが、やむを得ず解約した場合は、さかのぼって税金がかかります。

まとめ

一説では「1000万円用意すれば十分」というお話も聞きますが、なかなかそれだけを用意するのは大変ですよね。
教育費の無償化制度もありますが、高校と大学については授業料のみに適用されます。
しかも親御さんの所得が制限を超えた場合、その対象から外れてしまうこともあり得ます。そのため何をどう準備したらいいのか、確認しておくことは重要ですね。
そのため学資保険やつみたてNISA、ジュニアNISAなどで補填しつつ、それぞれのメリット・デメリットを確認しましょう。
それらを踏まえて、ニーズに合わせた教育資金の備えを選択するのがベストです。

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