学資保険の必要性

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はじめに

子どもが生まれたとき「この子のためになんでもしてやりたい!」と思うのが親の常。
将来、その子がなりたい職業につけるためにも、何不自由ない選択肢を示してあげたいですよね。
しかし、ここで頭を悩ませるのが教育費。
「文部科学省平成28年度子どもの学習費調査」によると全て公立学校を選んで高校まで行ったとしても600万円、全て私立なら1770万円かかると言われています。(大学も含めるとさらに増えることは言わずもがなですね)
サラリーマンの平均生涯収入が2.5億円と言われているので、その額は決して少なくはありません。
そこで学資保険の出番です。きっと多くの方が加入を検討しているでしょう。
今回は学資保険の長所・短所を紹介しながら、その必要性を見ていきましょう。

学資保険のメリット・デメリット

大きなメリットとして、契約者である親に万が一のことがあったとしても教育費を残していけることがあります。学資保険は生命保険の一種のため、契約者が死亡した場合には今後の保険料は払い込まずに満期金を受け取ることができるのです。
次に金利の良さが挙げられます。
確かに最近の学資保険は返戻率が下がってきていますが、銀行にただ預けているよりは大分高い運用ができます。銀行の金利は高くても0.2%くらいなのに対して、学資保険は約1.3%(返戻率110%とする)もあります。

一方、デメリットとしては「換金性の低さ」があります。
つまり契約期間中、積み立てたお金が簡単には引き出せないということです。しかも途中解約して今まで積み立てたお金を払い戻そうとしても、元本割れの危険性もあります。
そのため銀行で貯蓄する方が引き出しやすく便利ではありますが、「貯金をついつい使い込んでしまう」という方にとってはメリットにもなるでしょう。

必要性はあるのか?

メリット・デメリットのところでも見たように、一旦契約すると簡単にお金を引き出すことはできず、半強制的に積み立てていくことになります。
貯金や投資を得意としていて、子どもがそれなりの年齢になるまでにある程度のお金を用意できるという方なら、学資保険の必要性はそれほど高くないと言えるでしょう。
逆に、そういったことが得意でない方の場合は、加入しておいた方が安心です。

また返戻率がそれほど高くないとは言え、そのことは投資のようなリスクが少ないということの裏返しでもあります。
あまりリスキーな手段は取らずに教育費の用意をしていきたいという方にとっても、学資保険はふさわしい手段と言えるでしょう。

まとめ

今回は、学資保険のメリット・デメリットについて紹介しながらその必要性について考えてきました。
いずれにしても教育費の用意は、早めに計画的に行っていくことがおススメと言えます。

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